アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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カテゴリ:パン( 201 )
有のパン
青空の誘いに乗りたい。
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洗ったばかりの真っ白なキャミソールを
干そうとして、ベランダに落っことした。
うっかりと、化粧をしてから被るタイプのブラウスを着てしまい、
案の定、ブラウスに口紅が付いてしまった。
5階からエレベーターに乗り、1階のボタンを押すつもりが
間違って3階を押し、
あ、しまったと思って今度は2階を押してしまった。

だけど、そんなことノープロブレムですよ。
だって、今週はずっとお天気だもの。

あーあ、鎌倉か富士山か松戸か神戸か黒磯か、
インドなんて贅沢は言わないから
どこか、ぽーんと飛び出したいなあ。
by asian_hiro | 2009-08-18 21:10 | パン
マンゴーのパン
インドと、パンと、マンゴの話。
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目覚ましをかけずに眠り、途中、何度か意識がもうろうとしたまま目を開けたけれど、はっきりと「起きよう」と思ったのは朝の9時。布団から抜け出して、お湯をわかしに台所へ行く。
いま、飲んでいるコーヒーは、先日、1988 CAFE SHOZOで買って来た「森のブレンドG2」で、だけど、もう少しで無くなってしまうから、次は何を買おうかと、最近、ずっと考えている。
また、SHOZOへ行こうか。今度、休みが取れたら。

このところ、よく聴いている"Ma jeunesse"をちょっと大きめに流しながら、台所でコーヒーをいれる準備をする。
先日、取材と取材の合間に通りがかった古道具屋で、たまたま琺瑯のポットを見つけ、600円で買ったのはFelice Cucinaの白いポット。青いラインが入っていて、すっきりとさわやかな夏の空みたいだ。
一人分をいれるにはちょっと大き過ぎるけれど、これでコーヒーをいれる瞬間が、いま、いちばん好きな時間。白米やパンを食べない日はあっても、コーヒーを飲まない日は、たぶんない。

とか言いつつ、今日、本当は大好きなお店のパンが届くことになっていたんだけど、なぜか手違いで手もとに届かず、まあ、結局夜にやって来たのだからよかったのだとしても、朝ごはんにそのパンを食べようと思っていたわたしは、みごとに食べそびれてしまった。
そんなわけで、昼前、近所のお店で買ったのは「もっちりマンゴー」。
本当は、大好きなパン屋さんのマンゴーベーグルを食べようと思っていたから、マンゴーつながりでいいかと選んでみた。

インドにいる間、マンゴのシーズンなら1日1キロ、2キロのマンゴを食べる。ラグビーボール大のものを2つも3つも食べるのだから、きっと、わたしは丸ごとマンゴの香りがしていたと思う。
食べものと町の景色はいつでもふわふわとつながっていて、たとえば羊とウイグルとか、あんずとフンザとか、食べものの実物を見なくても「羊」とか「あんず」と聴いただけで、町の景色を思い出す。
だから、今日は南インドの景色とともに、わたしは一日をスタートした。南インドは、いつ訪ねてもものすごく暑いし、日射病になるほどクラクラする。それでも、なんだかとてもうきうきした気持ちで思い出せる光景がこころの引き出しにいっぱいあることは、とにかくとてもしあわせなことなのだと思う。

そして、それはなにも食べものに限ったことではなく、たとえば映画のポスターでも、新刊でも、よく耳にする音楽でも、不意に「これ」というものに出くわすと、まるで幼稚園のときに楽しみだった芋掘りみたいに、たくさんの思い出がずるずると地下層から引き出されてくる。
それは一種の記号のように、「青」なら「進め」、「赤」なら「止まれ」と無意識のうちに理解するのと同じく、なにかを見るたびなにかがこころの奥の方から表面へ浮き上がる。
なんだか、このごろそんなことを思う瞬間が多い。
先日、意味のないことはしない、と言ったひとがいた。だけど、わたしは意味のないことに限って、あれやこれやととらわれているような気がする。

最後の一踏ん張りと思って原稿を書いていたら、いつの間にか夜も更けた。明日はまた早起きなのだ。
そろそろ、マンゴの夢を見ながら眠ろうと思う。
明日の朝には、待望のマンゴーベーグルが控えている。
by asian_hiro | 2009-08-09 23:30 | パン
パリットフワットのたまねぎのパン

その風は、どこへ吹く風。
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昼間、ビルの8階の踊り場に出てケータイで話していたら、
手もとから、なにかがひらひらと落ちていった。
ハッと見ると、充電池のふたがない。
ああ、いま、落ちていったのはふただったのか、
ここはビルの8階、しかも強めの風が吹いている、
見つからなかったらどうしよう、
でも、きっと見つからないな、
いっそ、ケータイごと新しいものに代えちゃうか、
そんなことを頭の隅で考えながらも、
残りの脳みそを必死でフル稼働し、相手の話に相づちを打つ。
話し終わり、急いでエレベーターで1階に降りて探したけれど、
やっぱりない。
ああ、困ったな、
もういっそ、ケータイごと新しいものを買っちゃうか、
そう思っていたら、車道の中央に光るものを発見!
それは、みごとに充電池のふただった。

だいじょうぶ。
風は追い風、わたしはまだまだ走り始めたばかりなのだ。

千駄木、パリットフワットで買ったたまねぎのパン。
じんわりと滋味深いたまねぎが、ふんだんに入っている。
どれだけの時間と手間ひまをかけて炒めれば、
これほどの甘さを引き出すことができるのだろう。
by asian_hiro | 2009-07-14 21:47 | パン
メゾンカイザーのクランベリー
「2つ」は、1つと1つであったということ。
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お香をつけて眠るとき、
最近は、欲張って2本いっぺんに焚くことが多くなった。
昨晩も、サンダルウッドのお香を2本、お香立てにさしてから火をつけ、
網戸や周りのものに飛び火しないよう、
ささっと片付けてから眠ったのだけど、
朝、起きるとそのうち1本だけが燃え尽きて
1本は、まだ長いままで残っていた。

今晩は、この1本に火をつけて眠ろうか。
それとももう1本を加えようか。
どちらにしろ、昨日という夜は
今日の昼間を飛び越えて、二日がかりで明けそうだ。

メゾンカイザーのクランベリー。
一時期、まったくパンに手が伸びなかったころに比べたら
うそのように食べている。
蒸し暑い梅雨の朝には、甘酸っぱいパンがよく似合う。
by asian_hiro | 2009-06-30 08:35 | パン
hohoemiのベーグル
たくさんのほほえみを経由して。
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ニューヨークにいたときは、よくベーグルを焼いたよ。
たいてい土曜日の昼間に焼いたんだけど、
オーブンを3回転して、1日に20個近く作ったり、
もう、一人暮らしとは思えないほど大量のベーグルを焼いたんだ。
仕上がりがいまいちだと、日曜日もキッチンにこもって焼き続けた。
そうそう、アパートの前の坂を下ったところに
コインランドリーがあってさ、
そこと家を何度も往復しながら
洗濯とベーグル作りを同時に進めたこともあったっけ。
ちょっとランドリーに長居しすぎると、
ベーグルが過発酵になっちゃうから要注意なんだけど、
つい近所のおばちゃんたちと話し始めちゃったりね。
懐かしい。
もどかしいほど懐かしくて仕方ないよ。

ベーグルはいつもプレーンばかりで、
時々、駅前の八百屋でフレッシュなブルーベリーが売られていると
あ、ベーグルに混ぜてみようかなと思うんだけど、
やっぱり、ベーグルはプレーンが基本でしょ、って
ひたすら、なにも混ぜずに焼いたんだ。
まずはこれを上手にできるようになってから
いろいろなものを混ぜてみようって、
結局、プレーンしか焼かないまま
ニューヨークを出ちゃったんだけどさ。

キッチンのガスオーブンから香ばしいにおいが漂ってきて
もういいかな、焼けたかなって扉を開けると
顔いっぱいに熱風が当たるんだ。
うわ、あちって、焦って扉を閉める直前、
ベーグルの焼き色を確認する。
やっぱりガスオーブンは、日本の電気オーブンとは馬力が違うね。
わたしみたいな素人でも、ちゃんときつね色にこんがり焼ける。
お、いいじゃん、いいじゃん、成功じゃんってひとり満足して
オーブンからベーグルを取り出し、
焼き立てほやほやのところを指でちぎってほお張った。
それはそれは、至福の味。
粉の甘みって、こういうことを言うのかなあって
一口、また一口って、気がついたら丸ごと一個消えていたり。

焼いたベーグルは、すぐに食べる分を除いて冷凍庫にしまうんだ。
そして、次の1週間分の食料になる。
トーストしてバターを塗って朝食にしたり、
サラダや簡単なおかずと一緒に持っていってランチにしたり。
ときどき、薄くスライスしてカリカリに焼き、
ベーグルラスクにすることもあったよ。
シナモンシュガーやガーリックソルトをふりかけて食べると
もう、中毒みたいに止まらなくなるんだ。
夜中、一晩中本を読みながらずっと食べ続けたこともあったっけ。
かたわらに、滅多に飲まないチェリーコークを置いて
アメリカンな気分を満喫した。
どうしよう、懐かしくて仕方ないよ。
あのキッチン、あのオーブン、
昼間、ちょっと哀しいこととかいやなことがあったりすると、
真夜中に音楽を聴きながら
朝方までベーグルを焼き続けたこともあったなあ。
あのときのベーグルは上手に焼けたんだっけ、失敗したんだっけ、
もう忘れちゃったけれど、
焼き上がりとともに迎えた朝は
ぽかんと口を開けて見とれるほど、きれいな乳白色の空だったこと、
今でもはっきり覚えてる。

さっきまでは、ただの粉と水でしかなかったものが、
あっという間に膨らんで、おいしいふかふかのベーグルになるなんて、
すごいなあ、ニンゲンってなんでもできちゃうんだなあって
改めて感動したよ。
焼き上がったベーグルが、近所で売られているものよりおいしいと、
(まあ、もちろんそれは親のひいき目みたいなものなんだけど)
わたしってすごいじゃん! 天才じゃん!なんて
自己満足に浸ったりね。
思えば、ニューヨークで過ごした一年間、
店でベーグルを買ったのはほんの数回しかない。
いつもいつも、自分で焼いた日本サイズのベーグルを食べていた。

焼きながら思っていたのは、いつかこのベーグルをひとりじゃなく
誰かと食べる未来のこと。
それは恋人かもしれないし、友だちかもしれないし、
あるいは、どこかのバザーで売り歩くのかもしれないけれど、
それでも、それを食べたひとが思わずうまいって笑っちゃうような
ベーグルを作れたらいいなあと思いながら、
全身のちからを込めて粉をこねた。
たぶん、てのひらでぎゅうぎゅうとこねながら、
わたしもニンマリ笑っていたんだろうなあ。
パンってすごいよ、その小さな姿のなかに
いっぱいのしあわせを含んでる。
たくさんのひとのほほえみを秘めている。
これがきっと、わたしがパンを好きな理由。
それは、自分で作ってようやくわかった。
ニューヨークを出てから一度もベーグルを焼いていないし、
超特大パックで買ったイーストも粉も
みんな、向こうに置いて来てしまったけれど、
また、久しぶりにベーグルを焼こう。
たとえ、いまいちな出来映えでも
「ごめんごめん、失敗しちゃったー」って笑って言えば
そこにはきっと、あたたかいほほえみがあるだろう…あるはずだ。

京都、hohoemiのベーグルをいただいた。
作り手の、てのひらの大きさがわかるようなベーグルは
むぎゅっとやさしい、弾力に満ちている。
こねたひと、焼いたひと、店先に並べたひと、買ったひと、
たくさんのほほえみを経由して、
このベーグルは、わたしの手もとにやってきたのだ。
by asian_hiro | 2009-06-15 19:49 | パン
旅ベーグル
からだのこりは、こころの硬さ。
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まずは、目に見える部分からほぐせばいい。
そうすれば、次第にこころも柔らかくなるのだろう。
このところ、いまだかつてないほどに
ヨガの時間を大切にする理由が、なんとなくわかってきた。
からだは、ちゃんと知っているのだ。
理由が、ことばにならずとも。

東京・谷中の旅ベーグル
「北欧」という名のベーグルは、
オレンジピールとキャラウェイシードが入っている。
北欧に行ったことはないけれど、
涼しげな果実の酸味とスパイスが、寒い国の短い夏を思わせる。
by asian_hiro | 2009-06-08 17:31 | パン
BOULANGERIE kenのベーグル
誰かが、どこかで。
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出先で傘を忘れた。
3軒立ち寄ったうち、2軒目が終わったところまでは
たしかにちゃんと傘を持っていたのだ。
しかし3軒目でーそれは、仕事でもなんでもない、
休憩に立ち寄ったカフェだったのだけどーついうっかり、
椅子の背もたれに傘をかけたまま出てしまった。
その話をメールに書いて送ったら
「代わりに誰かが助かっているかもしれないね」と返事が来た。
わたしの手もとを離れた傘が
誰かの頭上で開く様子を想像しながら
静かな夜中、みぞれが窓に当たる音を聞いている。

BOULANGERIE kenで買った、
枝豆のベーグルと味噌ナッツのベーグル。
このお店のパンは、家で食べるより外で食べたい。
できれば春か夏のお昼頃、真っ青な空の下で。
by asian_hiro | 2009-03-04 00:33 | パン
BiOcafeのベーグル
穴の向こうも、やっぱり青空。
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「今日は雨だよ」
「晴だよ」
「天気予報で雨だって言ってたよ」
「晴だって、見てごらん」
窓からのぞいたら、真っ青な空が広がっている。
そんな夢を見た、今日の朝方。
空は、夢の続きみたいにきれいなスカイブルーだった。

いただきものの、BiOcafeのベーグル。
穴の向こうから青空をのぞき、かじってまた、青空を見る。
さて、明日は日帰りで一日南国。
準備をして、もう寝なきゃ!
by asian_hiro | 2009-02-14 20:25 | パン
ヒルサイドパントリーのマロンバゲット
1日を計る単位は、「時間」だけとは限らない。
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「1日24時間」と考えるから、時計に急かされる気がするのだ。
たとえば、「1日3パン」「1日5チャイ」
「1日6エレベーター」「1日10メール」なんていう単位があっても、
きっと、いいんだと思う。

今日、ひとつめのパンは
ヒルサイドパントリーのマロンバゲット。
尖ってよく焼けた部分から食べ始め、
次第に粉の甘みが強くなっていく感じが好き。
by asian_hiro | 2009-02-09 22:26 | パン
ヒルサイドパントリーの全粒粉スコーン
もうすぐ、満月です。
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アフリカにいる友人と、
チャットするみたいにメールのやりとりをしたからかもしれない。
帰り道、もうすぐまん丸になる月を見て、
サバンナに輝く満月を想像した。
なにも、自分の足で訪ねることだけが旅なのではない。
誰かを通して感じる旅もあるのだろう。

ヒルサイドパントリーで買った、全粒粉のスコーン。
温めなくても口溶けがよく、ほろほろと溶けていく。
しかし、相変わらず「ぜんりゅうふん」と書いて
「善流分」と変換される、わたしのマック。
そろそろ「ぜんつぶ」「こな」と分けて入力するのは
止めたいんだけどな。
by asian_hiro | 2009-02-07 22:43 | パン