アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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1ヶ月
はじまりは、このパンで。
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私は曲を作ったことがないけれど、
たぶん、その醍醐味は和音を考えることにあるのだと思う。
たとえば、同じメロディを3度続ける場合でも、
それに合わせる和音によって、印象はまったく違う。
はじめのひとつは不協和音。
ふたつ目の和音で少しだけ光がさし、
最後、心地いい響きだけがそこに残る。
その瞬間こそ、不協和音の存在理由。
そんな一瞬を味わうために、
何度でも、はじめからその曲を繰り返したくなる。

*

花火を見に行った。
早めに会場に着き、ベンチに腰を下ろした途端、
あいにく雨粒が落ちてきた。
スタートは夜の9時。
8時、雨が止んだ。9時直前、また雨が降り出した。
雨でも花火は上がるのだろうか、
それとも、今夜は中止なのだろうか、
誰もはっきりしたこたえを知らないまま、
墨を流したような雨空のしたで、ただ待つしかないというのは、
まるで、真っ暗な洞穴を手探りで掘り続けるようなものだと思ううち、
9時半、ようやくひとつめの花火が上がった。
腕にも首筋にも、湿った夜風が容赦なくまとわりつく。
雨混じりのぬるい空気のなか、咲いては散る花火を見上げながら、
これが、なにかの始まりの合図になればいいと思った。

*

七夕の日、短冊を書いた。
願いは文字や言葉にした瞬間、意思を持つ。
淡々とした日常にわずかな色を添えるような、
取り立てて特別なことのない、だけどかけがえのない願いごとを
一枚ずつ、黒い水性ペンで書きながら、
たとえ、昨日の約束はたえず上書きされていくのだとしても、
すべての願いが叶うのだと、
すべての願いを叶えるのだと、
なんの迷いも疑いもなく
まずは、明日という近い未来を信じようと思った。

*

晴れたり雨が降ったりするのに、説明がいらないように、
思いのまま行動することに、きっと弁解はいらないのだろう。
「人生一度きりなんだし、たとえ後悔することになったとしても
自分の思う通りに生きないとね、hiroさん」
わたしの名前で終わっている友だちからのメールに
不意に、背中を押してもらった。
わたしの本意を知ってか知らずかわからないけれど、
みごと、ど真ん中を突いてくれたよ。ありがとう。

*

これが、わたしの1ヶ月。
長い、おやすみから戻りました。
また、どうぞよろしくお願いします。
by asian_hiro | 2008-07-21 10:44 | ニューヨーク生活・日々
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