どうしても、いま、見たい。
曇ったり、雪が降ったり、風が吹いたり。
なんとなくサボりがちになっていた朝の散歩を、
このごろ、少しずつ再開している。
インド系南国育ちのわたしには、氷点下の空気が辛いけれど
それでも、日曜日の朝に目にした景色を
どうしても、もう一度見たいのだ。
長い長い上り坂の、ずっと向こうが淡い桃色に染まっていく様子とか。
明けない夜はないのだと、これ以上ないってほどの説得力で
目の前に示してくれる空だとか。
帰宅後、ヨーグルトライをスライスして朝ごはん。
今日は、ユニオンスクエアのグリーンマーケットで買った
ガーリックジェリーを開けてみた。
ちょっとスパイシーな香りがつんと立ち、
きらきら濡れる朝露みたいな表面が
さっき、昇ったばかりの太陽よりもずっとまぶしく、光って見えた。