吐く息に、窓ガラスが白く曇る。
泣きたくなるほど辛い時間をやり過ごし、痛みは足や腰や肩だけじゃなく心の奥深くにまで及び、もうイヤだなあ、家に帰りたいなあと思いながら迎えた朝に限って、とてつもなく美しい景色を見せてくれたりする。
これが人生なのかなあと、わかったような顔をしながらぼんやりと窓の外を眺めた元日の朝。
毎日暗いうちに鐘の音とともに起き出し、自分の精神と真正面から向かい合う山での暮らしから戻りました。
2007年もみなさまにとって素敵な一年になりますように。
今年もよろしくお願いします。