よかったー、今日はエキサイトにつながった!
昨日は30分待ってもログインできず、残り寂しい懐をはたいてネットに来たというのに、無駄足&無駄金になっちゃったもんな。
そう、この殴りたくなるくらい遅いネット屋のある町はプッタパルティ。
サイババの住む町でもあり、私が旅を始めた場所でもある。
コーチンを出るときは本当に辛かった。
これほど人との別れが悲しかったのは久しぶりだ。
ココナッツ屋の兄ちゃん。
毎日通ったお菓子屋のおじさん。
ちょっと痴呆症が始まった気配の見える隣のおばあちゃん。
また会えるとはわかっていても、「今」の別れは今、辛い。
コーチンを出た夜行バスは朝方にバッテリーが故障し、2時間弱立ち往生したものの、午前9時過ぎマイソールに到着した。
その町に3泊ほどした後にバンガロールへ行き、そこからデリーへ戻ることに決めていた。
実はコーチンにいたとき、すでに列車のチケットも手配してある。
しかし、コーチンを出る直前から密かにずっと悩んでいた。
もう一度プッタパルティに帰ろうか。
サイババに会いたいとか、握手がしたいとか、アフロヘアに触りたいとかそんなわけじゃない。
どうしても会いたい人がこの町にはいるのだ。
その人-その小さい彼女がまだここにいるかわからない。
もしかしたらわざわざ出向いたところで、もう会えないかもしれない。
だけど、「会いたい」「会いたかった」「行けば良かった」と後悔するくらいなら訪ねた方がいいと思った。
列車のチケットは少しだけ無駄になるし、ずいぶん遠回りになってしまう。
だけど気がついたら昨日の早朝5時に起き、バンガロールを経由してプッタパルティを目指していた。
1ヵ月ぶりのプッタパルティの町は、相変わらずディズニーランドみたいな色使いのこぎれいな町。
そしてネットのスピードが果てしなく遅いのも相変わらず。
明日の夜行でバンガロールからデリーへ向かう。
彼女と会うとしたら今日1日しかない。
このネット屋を出たら探しに行ってみようと思う。
残金、日本円にして1,500円あまり。
列車のチケットは持っているとはいえ、最後の最後でちょっとリッチなカレーでも食べに行こうと思ったのに、今回もまた極貧のうちに終わることになりそうだ…。
次のネットはデリーにて。
旅の終わる直前にラストの「インド・リアルタイム」を書きます。