焼くのも、書くのも、食べるのも。
そのインド人のおばさんは、道端でパンを食べていた。
ぼろぼろのサリー、伸び切った髪の毛、
見るからに、家のないホームレスだとわかる。
パンを食べる勢いがあまりにもものすごく、
通りの反対側から、その様子を見ていたら
わたしに気づいたおばさんは、パンをわたしに見せ、
「食べる?」と聞いた。
たったひとつのパン。
でも、ふたつにもみっつにも
みんなで分け合うこともできる。
生地をこねて成形し、オーブンへ入れるのもひとの手。
パンをちぎり、だれかに「はい」と渡すのもひとの手。
先日、パンと音楽と詩のイベントに参加した。
おもえばこの3つ、わたしの人生のほとんどを占めている。
※
ameen's ovenのベーグルが、
新宿にある
Cafe★Lavanderia で食べられるようになりました