アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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ふた
伝えたい気持ちが、あるうちは。
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朝6時、眼を覚ますと空があおい色に染まっていた。
青、碧、蒼、アオ。
知りうる限りの「あお」を総動員しても
その色は表現できそうもなく、
もう、ことばに置き換える必要などどこにもない、
見ているままがすべてなのだと
ベランダへ出て、しばらく空を眺めていた。
こころにあるものを、すべてことばにできるとは思わない。
むしろ、ことばにできないものにこそ、
こころの本質があるのだと思っている。

文章を書くことを仕事にしてずいぶん長い年月が経つ。
わたしの場合、すでに、自分の手のなかにあるものを
言葉に置き換える作業で、大抵の文章が生まれるのだけど、
時折、自分の骨や身を削らなければ生まれてこない文章もある。
そんなときは、吐き気にも似た苦しみを感じながら
粘り強く、まっさらな白紙の前に座り続ける。
苦しい、でも、逃げない。
骨身を削って生み出した文章は、他の誰にとってでもなく、
自分にとって価値のあるものだと経験則的に知っている。

「あなたが書いたものを読んでみたい」と言われ、
文章を書き始めたのは、もうかなり前のことだ。
そのひとが、どうしてわたしにそんなことを言ったのかわからないし、
いま、わたしの書いた文章を目にしているのかも知らないけれど、
文章を書くという作業にはおしまいもゴールもなく、
自分で「よし」と思ったときに、その席を立ち上がり、
また、次のテーマへ立ち向かう、
そんなふうに、善くも悪くも自分で自分にけりのつけられる作業は、
わたしの性格に向いているのだと思っている。

だけど正直いえば、ともすると
わたしは、自分の手のなかにあるものをこねくりまわしているだけで
本当に伝えたいことを言葉に置き換える努力を
怠けているんじゃないかと思うときもある。
どうしても伝えたい、なんとか伝わって欲しいと
こころから望まなければ、
ただでさえ無機質で殺風景な文字に、
到底、気持ちなんて乗せられない。
こころの伴わないことばを放っておいて、あとは相手任せにするのなら
そんな感情、こころにしまっておいたほうがずっといい。

どこまでいってもlimitがない空を見ていると、
いつの間にか、
いろいろなことに「ふた」を作ってしまっていた自分に気付く。
伝えること、話すこと、笑うこと、愛すること、
その「ふた」は、時折、不安だったり恐怖だったり、
あるいは甘えだったりするのだけれど、
明日は、新月、なにかを始めるにはもってこいの日、
まずは、あらゆることの「ふた」をきれいに取り外し、
想いのまま、気持ちに行動を添えるところから始めたい。


昨晩書いたブログに対し、
「no limitのこころとは?」と、メールをいただきました。
どうもありがとう。
その方に対してのお返事としてこの文章を書きつつ、
自分のための記録として残します。
by asian_hiro | 2013-02-09 18:59 | 日々のこと
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