アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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夜景
5月2日、東京タワー。
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(追記 5月10日深夜)
水泳について原稿を書く必要があったので、ここ数日、毎日1時間ほどプールで泳いだ。泳ぐのは嫌いではなく、過去にはひと夏、丸ごとプールで過ごしたような時もあったくらいだから、水泳についての原稿といわれても苦労なく書けそうだったのに、実はその媒体で水泳をテーマにした原稿を書くのは3回目だったので、ここらでひとつひとひねりしたものを、と欲張ったのが悪かったのかもしれない。何を書こうか悩んでいる間にゴールデンウィークが過ぎ、そろそろ本気で考えないとまずいという段になって、とりあえず実際にプールへ通ってみようかと思いついた。まずは形からと思い、水着と帽子とゴーグルを新調した。

泳ぐのは久しぶりだったこともあり、初日はもっぱら水中を歩くだけで1時間を過ごした。2日目から少しずつ泳ぎ始め、3日目には1キロ、平泳ぎとクロールで泳いだ。4日目にはもう少し距離を伸ばそうかと思ったのだけど、それ以上泳ぐと帰宅してからぐったりして何も手につかなくなりそうだったので、1キロで止めておいた。ある意味、スイミングハイみたいなものだったのかもしれない。もともと、瞬発力はないが持久力には自信があるので、いくらでも泳げそうな気がしたのだ。

走ったり、ヨガをしたりすることと泳ぐことは根本的に違う。足が地面についていないとか、意識して酸素を吸いこまなければならないとか、そんなことだけでなく、もっと根源的ななにかが違うのだ。人類のいのちは水から生まれたといえば大げさのように聞こえるが、結局はたぶんそんなところに行き着くのだと思う。すべての情報をシャットアウトして水中に潜るとき、水との一体感は社会との心地よい疎外感になる。

泳ぎながら考えた。書くことと、実際の行動はまったく別ものだということ。むしろ、書くことと実際の行動は、どんどん乖離していく傾向にあるということ。そして、書くことによって実際の行動が阻害されたり、制限されたりするときもあるということ。プールに通い始めて1週間後、つまり今日の夜、パソコンに向かって原稿を書いた。世の中のライターといわれる人たちはどうだかわからないけれど、私にとって原稿とは、心の一番表層の部分で糸を紡ぐようにして書く文章と、身体の奥深くの骨を削りながら書く文章の2つに分けられる。読むひとがどう感じるかは置いておき、大抵このどちらかに分類される。骨を削りながら書く文章。いつからだろうか、そんなふうに思うようになったのは。

水泳の文章は、無事、書き終えた。それでも、明日もプールへ行く。水に潜り、青い世界でひたすら泳げばやがて何かが変わるような気がするのだ。いや、変わるというより削ぎ落とすというべきか。頑なに守る必要のあるものは、たぶんそれほど多くないのだろう。

忌野清志郎の歌を聴きながら、深夜にこの「追記」を書く。
もう、この人が地球上のどこにも存在しないという事実はあまりにも大きい。だからこんなに重苦しく救いがないような文章になったのかというとそうではなく、私は今、音楽という存在にとても励まされている。
ひとまず、このへんで小休止だ。まずは、立ち位置を見つけて帰る。
by asian_hiro | 2010-05-03 20:33 | 日々のこと
曲がり道
歩きながら、待つ。
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このさきは袋小路か、行き止まりか。
いや、もう少し進んだら
たぶん、曲がり道が見えるだろう。
世の中に、終わらないものはひとつもないのだ。
それが、たとえ悲しいことでも、うれしいことでも。
by asian_hiro | 2010-02-28 02:02 | 日々のこと | Comments(2)
遠くの涙
たとえ、いつもの笑顔しか思い出せなくても、
わたしはどうして、彼女が悩んでいることを
想像すらしなかったんだろう。
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電車のなかで座っていたら、水滴がぽつりと膝の上に落ちて来た。
みるみるうちに、ジーンズが水を吸う。
ハッと顔を上げると、目の前に立っていた金髪の女性が
「なにか?」という顔でわたしの方へ視線を落とした。
ああ、よかった、
誰かが泣いていたわけではないのだと安心しつつ、
2日前、せつないメールを送ってくれた彼女は
今頃部屋で泣いているのかもしれないな、とその様子を想像したとき、
これは、遠くの涙がわたしの膝にこぼれたのだと思った。
by asian_hiro | 2008-06-17 09:37 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(4)
ジャズ
昼休み、雨上がりの公園で。
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緑のなかで、黒人のピアニストがジャズ音楽を弾いていた。
3曲ほど聴き、もうそろそろ行かなければというとき、
2枚撮ったポラロイド写真のうち、1枚を彼に渡した。
曲を弾き終え、手を休めていた彼は
わたしを見上げ、「サンキュー」と微笑んだ。
ありがとうと言いたいのはわたしの方だと思いつつ、
芝生を横切って公園を後にする。
いつもの見慣れた大通りに出た瞬間、
イエスタデイ・ワンス・モアが口をついて出たのは
どうしてだったんだろう。
by asian_hiro | 2008-06-05 09:20 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(6)
バス停
視線と足は、同じ直線を描くということ。
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暑くなると髪の毛を切ろうかと悩み、
雨が降ると長靴を買おうかと考える。
だけど結局、髪の毛はいつも同じくらいの長さだし、
あまり使う機会がないからと、長靴も買っていない。
もしかしたら、人生で立ち止まることのほとんどが
すでにこたえの出ている問題なのかもしれないけれど、
それでも、その悩みのひとつひとつがたとえばバス停のようなもので、
季節もわたしも、確実に前へ進んでいるのだということを
確認するステップなのだと思えば、
立ち止まり、うつむき、考えたりすることも
なにひとつ、無駄な時間ではないのだろう。
by asian_hiro | 2008-05-28 12:04 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(4)
残るもの。残したいもの。
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朝の電車では、景色を眺める。
昼休みのベンチでは、本を読む。
帰りの電車では、日記を書く。
眠る前のベッドでは、あしたのことを考える。
同じような毎日を積み重ね、ふと過去を振り返れば
そこにはたしかにいろいろな感情が渦巻いていたはずなのに、
今となっては、その大半が輪郭しか見えない。

どうでもいいことですが…
by asian_hiro | 2008-05-22 11:04 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(6)
コインランドリー
そういえば、旅先で宿を決めるときの条件は
「洗濯物を干す場所があること」だった。
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コインランドリーへ行くのは、嫌いじゃない。
だけど、洗濯物を乾燥機で乾かすのは好きじゃない。
洗濯物はおひさまの匂いがいちばんだし、
乾燥機を使うと、どんな洋服でもおかまいなしに縮むのだ。
これが、実はとても切実な問題で、
もともと腕が長いからか、
ぴったりだった長袖も何度か乾燥機にかけるうち
あっという間に七分袖になってしまう。
いつも部屋で着ているカットソーは
七分を通り越し、六分の域に入ってしまった。
今日みたいに、雲ひとつない青空の日は
物干竿に干したいなあと思いながら
ぐるぐる回転する乾燥機を眺めていた。

散歩の途中、公園の向こうに洗濯物がはためくのを見つけた。
なんでもない、当たり前の光景だったはずなのに、
いまのわたしにとっては、とてもうらやましいワンシーン。
by asian_hiro | 2008-05-18 08:28 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(6)
ジョギング
365日の移動距離。
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久しぶりに、音楽を聴きながら早朝の町を走っていたら
不意に、丸の内の夜景があたまに浮かんだ。
そういえば、以前、この曲を聴きながら夜の皇居周辺を走ったっけと
過去のブログを見てみると、
ちょうど、1年前のできごとだった。

ずいぶん、同じ道をたどっているような気がしたけれど、
こころのなかの光景と、目の前の光景のあいだには
時差13時間の壁がある。
ときどき、この壁の高さに圧倒されて
泣きそうになることがあるとしても、
わたしはひとところに留まっていないのだとわかったら
少しだけ、顔を上げて走りたくなった。

過去記事 
「夜のジョギング」 http://sdays.exblog.jp/6122315
by asian_hiro | 2008-05-16 10:30 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(4)
「ずっと、しあわせだった」と。
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悲しみは水に溶けやすいから、すぐに涙へ変わって目に浮かび、
すべてを洗い流して消えるのでしょう。
幸せは空気に溶けやすいから、すぐに周りの人へも伝わって、
たくさんの笑顔を生み出すのでしょう。

悲しみはずっしりと重いから、こころに沈んで石となり、
やがては小さな砂へと砕かれ、自然へ帰っていくのでしょう。
幸せはふわりと軽いから、こころの表面に浮かび上がり、
やがては「ずっとしあわせだった」という気持ちだけが
手のなかに残るのでしょう。

世の中のことが、こうしてうまく回っているなら
今日の涙も、なにかを育むめぐみの雨になるのだと思う。
by asian_hiro | 2008-05-15 11:41 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(6)
夏日
夏のはじまりに、定義などない。
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白い壁。
カラフルなカーテン。
曲がり角を折れて、この光景が目に飛び込んで来たとき、
夏は、この瞬間から始まったのだと思った。
by asian_hiro | 2008-05-14 09:33 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(6)