アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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ベトナムから帰国、そして、山。
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夕方の空が、あまりにきれいで
屋上に駆け上がって、ひとりじめした。
東京タワーの方角は、あわい桜色とみず色の組み合わせ、
富士山の方角は、燃えるようなオレンジ色の夕焼け。
特に、富士山から続く山並みがとてもきれいで、
この夏には、どこか山へ行こうと唐突に思った。
こういう唐突な思いつきは、たいていの場合、実行される。
そして、今日という日を思い出しながら
わたしは山に登るだろう。

先週、母とベトナムへ行った。
ベトナムを訪れるのは10年ぶり、2度目のこと。
毎日、雑貨屋を巡り、市場を歩き、フォーや生春巻きを食べ、
チェーと共に足を休め、ベトナムコーヒーでひと息いれた。
何度も通ったタイに比べると、
ベトナムは、空気もひとも柔らかい。
みんな穏やかで、やさしくて、
はにかむような笑顔がとても印象的だった。
わたし自身は、ひとも、町も、食べものも、
クセが強ければ強いほど好きというタイプなので、
わたしのなかで、ベトナムがインドを超えることはないけれど、
またいつか、ゆっくり訪れたいと思っている。

南国から帰ってきたばかりなのに、
いまは、どこかの山に登りたいという気持ちが強い。
昨日、紀尾井町のCOOK COOP BOOKに立ち寄り、
レシピ本を一冊購入したとき、
山小屋の本を立ち読みしたせいもあるのだろう。
地球上のあらゆる音を吸い込むような、静かな、静かな山の夜。
そんな時間を慈しみながら、ただ黙って過ごしたいなあ。
by asian_hiro | 2015-06-09 21:31 | | Comments(3)
リリース
「からっぽ」ではなく、「くう」なのだと。
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4日かけて、桜とともにようやく帰宅。
電話も、メールも、完全にシャットオフ。
そんな生活から、戻りました。

最後の晩に会ったスウェーデン人のヤンさんは、
この世界のことを、“empty sky”と言いました。
たぶん、仏教で言う「色即是空」と同じこと。
そのことが、いまはとてもこころに残っていて、
見上げれば、天の川、
そんな夜がつい先日のものだったのに、
いまではすっかり、夢のなかの出来事のような感じです。

いろいろなことがありました。
手に持ったたくさんの風船を、
ひとつずつ、空に放つような毎日でした。
たまたま書店で見かけた本のなかに、ダライラマの言葉があり、
一生懸命暗記して、店を出てから急いでノートに書き留めました。
“Give the ones you love wings to fly,
roots to come back and reasons to stay.”
なんて美しい言葉だろうと思います。

夜にはぐっすりと眠りました。
川から吹きつける強風が、窓を勢い良く開け放ったときには
さすがにビックリして飛び起きましたが
朝5時過ぎにはぼんやりと、
祈りのうたや、お寺の鐘をまどろみながら聞きました。
懐かしい友だちが夢に出てきて、
やさしい気持ちで目覚めたこともありました。
そこでの夜は、ただひたすらあたたかいものでした。

最後、大モスクの前の階段に座って通りをずっと眺めました。
それまで35度を超える気温だったのに、その日は10度も低くて、
夕方には、とても気持ちいい風が吹いていました。
数段下では、黒いチャドルをかぶったおばあさんが
コーランの一節を唱えながら、白い布を広げて物乞いをしていました。
17時、アザーンが鳴り響いたときだけは唱えるのを止めていましたが、
その後は再び、短い一節を繰り返します。
これまで、物乞いのひと達に
お金を渡すことはほとんどなかったわたしが、
そのときは、どうしてそうしようと思ったのかわかりません。
10ルピー札を財布から出しておばあさんの前でかがみ、
白い布のなかに入れました。
しばらくの間、風で飛ばないように押さえていると、
おばあさんは白い布でお札をそっとくるみ、
わたしに向かって両手をゆっくり合わせました。
わたしは静かに階段を下りました。

生きることは苦である、とブッダは言います。
"no judge, no think. Just accept”と
ヤンさんは言いました。
「自分を愛しなさい。マンゴの実を持っていないひとが、
他人にマンゴの実を与えることはできないのだから」
仲良くなった、石屋のおじさんは言いました。
どうして、わたしにたとえ話をするひとは
いつもマンゴを題材にするんだろうなと思いながら、
その話を聞きました。
最後の日、ガラス窓からおじさんに手を振ると
おじさんは強面の顔を崩しながら、にっこり微笑んでくれました。

どうしても参加したかったコースに出て
途中、思わぬ体調不良に悩まされたこともあったけれど、
これもまた悪いものが出ている証、
やっぱり、すべてがプロセスなんだなと思いながら
毎日、川沿いの道を歩いてヨガへ通いました。
ぶどうとみかん、カシューナッツ、
それから、毎日2杯までと決めたチャイが
わたしの、散歩の友だちでした。

今回ヨガで学んだことは、
いまはまだ、どうがんばっても言葉にできそうもなく、
これから少しずつ、体へしみこんでいくのだと思います。
その町に着いたばかりのころは、一生懸命、神経を尖らせても
体のあちこちにまで気持ちが行き届かず、
なんて、わたしの体内は真っ暗なんだろうと感じた体も
少しずつ明るさを取り戻し、
その町を去る頃には、思い通りに動かすとまではいかないまでも、
どうにか、親しみを感じるくらいまでにはなりました。
足のつま先や頭のてっぺんに至るまで、
すべての場所に「こころ」を届けること。
ただ、そのことだけに集中した毎日でした。
そしてそれは、これからも続きます。
こうして、すべてが続くのです。
だからこそ、emptyでいられるのだと思います。


今日、東京へ帰りました。
春の宵はこんなに明るかったんだなあと、改めて感動。
さて、まずはどこへ桜を見に出かけよう!
by asian_hiro | 2015-03-31 17:52 | | Comments(6)
小豆島
始発で空港へ向かう。
飛行機の向こうに、富士山が見えた。
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仕事柄か、性格か、
きっとその両方が原因なのだと思うけれど、
わたしが誰かに質問することはあっても、
誰かから尋ねられることはあまりない。
この数日間、
めずらしく真正面からいくつかの質問を問いかけられ、
とても新鮮な気持ちで、ひとつずつコンマ数秒、
全力で考えた。
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すべての用事を終え、
エンジェルロードを見に行った。
1日2回、海のなかから現れる道。
潮が満ち始めるまで、あと30分というギリギリのタイミング、
たくさんの観光客が歩いていた。
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暮れる空を眺めながら、海の水に指を浸す。
思ったよりぬるくて気持よく、しばらくかがみ込んでいた。
戻ろうと思ったら、ねこの鳴き声が聞こえたので
そっちを見ると、展望台への矢印があった。
これは、誘われているに違いないと思い、
そのまま土の階段を上り、海を見はらす丘に立った。
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旅先で出会うスーパーや商店が好きだ。
見慣れないパンの袋やお菓子の包み紙を見るのが好きだ。
そして、そこで買い物をするひとたちの
土地の言葉が大好きだ。
あったかくて、やわらかい。
そんな言葉に包まれて、その輪のなかで暮らしたい。
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帰りのフェリーは雨のなか。
「うちの妹が交通事故に遭ってね、
それで急に帰省することになったんです。
でも、あなたの笑顔を見ていたらちょっとだけ落ち着きました」
行きの機内で、CAさんにそう話していた女のひと。
フェリー乗り場で、「高松駅はどちらですか」と
わたしに尋ねてきた、お遍路姿のおじさん。
彼らは今頃、どこをどんな想いで歩いているのだろう。
そんなことを想像しながら、バスと飛行機を乗り継いだ。
by asian_hiro | 2014-12-04 17:58 | 日々のこと | Comments(4)
夜道
ことばだけは何度もこころに浮かぶのに。
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ヨガを終えて、宿へ帰る。
目の前のバイクのあかりが、少しずつ遠くなっていき、
残るのは、わたしと月、ただふたつ。
知らなかった、タイの三日月って横から欠けるんじゃない、
上下から欠けていくんだよ。
なんだか、いいことを発見しちゃったなあと思いながら
遠回りして、ゆっくり帰った。

「そのやさしさを、目の前の相手にもわけてあげなさい」
そう、教えてくれたのは誰だったかな。
何度も何度も、自分へ言い聞かせるように
そのことばを思い返しているのに、
誰に教えてもらったのか、まったく思い出せないんだよなあ。
by asian_hiro | 2014-01-12 20:40 | | Comments(2)
ヨガ
Your face is changing everyday.
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朝は、いつも市場からはじまった。
ひとが、ものを食べる様子を見ながら
わたしのなにかが、少しずつ満たされるのを感じていた。
まだだいじょうぶ、
まだいける、と。
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それから、寺へ行って
お坊さんたちと一緒に、坐禅を組んだ。
歌うようなお経は、
インドで耳にするチベット仏教やヒンズー教のマントラと違うけれど、
すべての宗教の目指すところはすべての人の目指すものと同じなら、
この読経もわたしの願いと同じはずだ。
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いや実際、わたしの願いとはなんだろう。
話したいことなら、たくさんあるが、
そもそも、願うことはなにもない。
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毎日、アシュタンガばかり何時間も練習した。
日によって、8時間くらい練習に費やすこともあり、
まわりのひとから“super yogini!!"と声をかけられた。
ほんとうに、疲れを感じることはなかったのだ。
体を動かしているうちは、心を揺らさずにいられた。
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ヨガとヨガの合間には、いつも茶屋でミロを飲んだ。
ときどき、温泉卵を2つコップに割ってもらい、
シーズニングソースをかけて食べた。
そしてまた、次のヨガクラスへ出る準備をした。
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すべてのクラスを終えると、もう21時頃になっていて、
たいてい、そのあとにはミロや豆乳を飲むくらいだったんだけど、
ときには、屋台で大好きなパッタイを食べた。
お堀のそばの屋台街は、夜遅くまでにぎやかだ。
隣のテーブルから聴こえる、タイ語の会話に耳をすませ、
むかし、ヨガをはじめる前、
純粋に旅を楽しんでいたころのわたしを思い出した。
あのときの旅仲間は、みな、どこに行ったのだろう。
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強くなりたいと思って、ここへ来たわけじゃない。
だけど、“あなたほど、強いひとを見たことがない”
あるひとは、そう言った。
また、あるひとは、
“毎日、顔が変わっていく”と言ってくれた。
その言葉を聞いただけでも、ここへ来た価値があったと思った。
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小学校では、子ども達がエイヤーと空手の稽古。
“ヨガは、人生を escape するためのものじゃない。
人生を prepare するための道具なのだ”
耳にしたことばが胸に刺さる。
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夕方には、ときどきお堀のそばのベンチで昼寝をした。
通りの向こうからプップーと音がするので顔を上げて見てみると、
肉まんを売る屋台のおじさんが、こっちを見て笑っている。
そうか、ここはタイだった、インドじゃないんだ、
道端でこんなふうに昼寝をしているひとはいないんだって
ちょっと恥ずかしく、苦笑い。
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ヨガをして、町を歩いて、部屋に帰ってぐっすり眠る。
大晦日には、108回の太陽礼拝をした。
ジャンプバック、チャトランガ、ハンドスタンド。
ひとつひとつこなしながら、呼吸をする。
木の匂いがただようスタジオには、
ホーホーというふくろうの鳴き声と、
新年を待ち切れず、打ち上げられる花火の音が響いていた。
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夜行バスでバンコクへ帰るという日。
最後のクラスで、ようやく自由が手元に戻ってきたのを実感した。
胸が開き、背中が伸び、
体のあらゆる関節が、気持ちよく呼吸をしている。
この滞在のことを、すべてきれいに消化するには
まだ、ずいぶん時間がかかりそうだけど、
とりあえずは目の前の、
明日といういちばん近い未来のことだけ考えながら
今晩も眠りにつく。

http://www.wildroseyoga.org
by asian_hiro | 2014-01-10 21:12 | | Comments(10)
北国
どうしても、雪が降る様子を見たかった。
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福島を過ぎ、仙台を越える。
盛岡までは、たしかに快晴だったのだ。
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新青森に着いてホームにおりたとき、「空気が白い」と思った。
積もった雪が、ひかりを跳ね返している。
そして、そこから弘前へ。
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ホテルに荷物を置いて、弘前公園へ向かった。
タクシーの運転手は「今年は雪が少ないねえ」と言った。
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さくらの木を見上げ、満開の様子を想像する。
花を見るのもいいけれど、思いを巡らすのもいいものだ。
この時期、この街に来られてよかったと思う。
気付けばここはわたしにとって、本州の最北端だ。
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向こうにそびえるのは岩木山。
この街では、どこにいてもあの山が見える。
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いつからだろう、ずっとここに来たかった。
太宰も通った喫茶店、「万茶ン」。
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川沿いを遠回りして、ホテルへ帰る。
巨大なイヌの背後には、まんまるの月がいた。
宿では、満月を見上げながら露天風呂に入った。
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そして、雪国の朝。
すぐそこに五重塔があることに、初めて気付く。
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やっぱりわたしは、東北が好きみたいだ。
寒いのは苦手だし、凍った道路では何度も転びそうになるけれど、
それでも、しんとこころが引き締まる北国の寒さが大好きだ。
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列車に乗り、町のひとたちの会話に耳を澄ます。
あったかくてやさしいことばが、なぜかとても懐かしい。
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だけど本当は、雪がしんしんと降る様子を見たかった。
町が、みるみるうちに雪で覆い尽くされ、
世界中のあらゆる音が、雪のなかへ吸い込まれていく、
そんな静寂の世界を、どうしても見たかったな。
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でも、今年はこれでおしまい、
来年、また雪国へ行こう。
by asian_hiro | 2013-12-18 20:45 | | Comments(12)
たぶん、身近なところにいる。
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もう、眠ろうかと思ったのだけど
今日はわたしの世界が
ぐんっと
ひとまわり広がった日なので、
記念に書き残しておくことにする。

やっぱり、眠らなくちゃと思うのだけど、
さっき、iTunesで見つけた音楽が
なんだか、とても今の気分にぴったりで
このまましばらく、聴き入ってしまいそうだ。

ちょっとエスニックで、
ときどきアフリカンで、
少しだけセンチメンタルで、
ぐるっと歩いて、ひとまわり、
それはたぶん、旅のうた。

わたしはね、昔から
旅の神さまは、この世にいるのだと思っている。
むかし、旅になにかを求めていた時代は
たいてい、求めたものは手に入らなかった。
だけど、わたしたちは
ただ、旅の神さまが与えてくれるものを享受するのみ、
ふたつの手のひらで、
与えられるものを、大事に受け取ることさえ忘れなければ
その手に乗るものは、
どんな宝物にも負けない、きらきらした輝きを持つのだって
何度か、旅を繰り返すうちに気がついた。
たとえば
春風とか、潮のかおりとか、金色のいちょうとか、
そんなふうに、無条件で心地いいって思えるものと
であいがしらでぶつかるような感じの旅が
わたしはやっぱり、大好きだ。

旅の神さまに、ありがとうって言う。
あたらしい世界を、ありがとうって言う。
はじめての感情で、
こころをいっぱいにしてくれてありがとうって言う。

もう、寝なくちゃね。
あと1曲、たぶん、聴いたら。
by asian_hiro | 2013-09-28 01:21 | 日々のこと | Comments(2)
ゴールデンウィーク
満月を、見上げる旅。
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昨晩ふと思い立ち、夜中に厚焼き玉子を作って食べた。
今朝はいつものようにパンを焼き、
蜂蜜を塗って、コーヒーを淹れた。
それから、風が強く吹くなかで
シーツやタオルなどの洗濯物を干した。

そのあと、朝からあちこちに電話をかけた。
取材のアポイントを取ったり、
スケジュールを確認したり、
30分ほど、携帯電話を耳に押し当てて取材をしたり、
そんな会話の合間に、
「続きはゴールデンウィーク後ですね」なんていう言葉が
さらりと出ると、
その、ゴールデンウィークという境目が
とんでもなく大きく、キラキラして、すてきなものに思えてくる。

明日は満願の満月、春の月。
残り半分のパンを食べたら、旅立ちだ。
by asian_hiro | 2013-04-25 21:44 | 日々のこと | Comments(5)
耕して、生み出す。
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深く大地を耕して、
ひとつぶの、種を蒔く。

掘り起こした土のなかには
さまざまなものが混ざっていて、

守るもの、置いていくもの、
育てるもの、受け継ぐもの、
手探りで、ひとつひとつ選り分けて、

北国のひとたちは、土や畑や野や山を、
わたしは、こころの奥のやわらかい部分を、
ていねいに耕して、
ひとつぶの、種を蒔く。

そんな5日間を振り返りながら、
旅の終わりに出会った
石窯で焼かれた、天然酵母のパンを食べた。
by asian_hiro | 2013-03-25 14:18 | 日々のこと | Comments(2)
北国
音楽、半月、思う夜。
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チャイを淹れ、
掃除をして、
原稿を送り、
かばんのなかをもう一度見直す。
あしたから北国へ、桜前線と追いかけっこの旅。
飛行機ではないけれど、
きっとココロも、飛ぶでしょう。
by asian_hiro | 2013-03-19 23:55 | 日々のこと | Comments(4)