アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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存在
「ある」ではなくて、「あり続ける」。
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今朝、電車に乗り込むとき、
売店で、自分の書いた本が売られているのを見つけた。
結構、苦しい思いをしながら原稿を書き上げて、
何度か、クライアントとの間でやり取りを繰り返したのは
つい先月のことだ。
その原稿がようやく手から離れたあとは、
「ハイ、つぎ!」と、新しい仕事に取り組んでいたのだけど、
やっぱり、それは終わったわけでも、消えたわけでもなかった。
わたしの手から離れてもなお、確実に存在していた。

一度、世のなかに出た自分の原稿を見直すことは、
わたしの場合、ほとんどない。
それらの行き先に興味がないのではないし、
本当は創るだけではなく、売るところまで考えないと
ビジネスとしては失格なのだろうけれど、
正直なところ、どうでもいいかな、という思いもある。
その本を必要とするひとが、それを手に取ってくれるなら。
そして、そこから新しい一歩が生まれるなら。
それで充分、価値があると思っている。

先日、友だちと久しぶりにZOPFへ行った。
みんなでテーブルについて、
「いつ以来だろうね」なんて話をしながら、パンを食べた。
わたし達がここへ来ても、来なくても、
この場所は、確実に存在し続けている。
「また、おいで」という店長のことばが
なんだかとても胸にしみて、
そのときのことを、今朝、駅で本を見つけたときに思い出した。
by asian_hiro | 2015-06-30 22:12 | 日々のこと | Comments(4)
運命
もう、どこにも行かなくていい。
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完熟の梅の実が安く売られていたので、
3kg買って、全部、ジャムにした。
ジャムのレシピはいろいろあり、
茹で方やあくの取り方、砂糖の量などさまざまだ。
3kgのうち、2kgをいつものやり方で作り、
1kgは新しい方法で作ってみた。
そういえば、秋に栗の渋皮煮を作るときも
以前は、こんなふうにいろいろなレシピを試していた。
水を加えずに砂糖だけで煮てみるとか、
砂糖の種類を変えてみるとか、
あく取りに使う重層の量を減らしてみるとか、
あれこれ試したけれど、
結局、いちばんピンと来るものに落ち着いてからは
もう、そのレシピ1本に落ち着いた。
ジャムは、まだその域に達していないので、
これからも、いろいろなレシピを試すだろう。
「これさえあれば」というものに出会うまで、
トライ&エラーは続くのだ。
(まあ、ジャムにエラーはほとんどないのだけれど)

こんなことを考えながら、朝、いつもの道を歩いていて、
人生って、同じことの繰り返しだなと思った。
インドでヨガを始めたとき
師事したい先生を探すために、
リシケシ中のヨガスクールを訪ね歩いたのも、そうだ。
これまで、何十のスクールに参加したかわからない。
町なかに貼られたポスターや人伝の情報などを頼りに、
毎日、違うクラスに参加した。
でも、どれもいまいちしっくり来ない。
「これだ」という感覚が得られない。
そんななか、ポスターもちらしも一切ない、
ただ、クチコミだけで生徒がどんどん集まってくる先生の話を聞いた。
それは、ほんの偶然で
場所も時間も、ほとんどはっきりしないまま
「参加できたらいいや」程度の
軽い気持ちで出かけていったのだけど、
その日が、わたしにとって人生の分かれ道だったのだと思う。
クラスが始まった瞬間、「これだ」と思った。
1つだけ、欠けていたピースがぴたりと収まったような
そんな感覚は、いまでもはっきり覚えている。

もう、探さなくていい。
どこにも行かなくていい。
これさえあればいいというもの。

最近、たまたま知り合ったひとは、
クレイジーケンバンドが大好きだそうで、
「ほかの音楽は聴かないんですか」と尋ねたら、
「聴かないねえ。クレイジーケンバンドを知ってからは、
そのなかに、全部が詰まっている感じがしてね、
もう、ほかのものを聴く必要がなくなったんですよ」
と、言った。

その話を思い出しながら、
クレイジーケンバンドの曲を聴く、日曜の夜。
冷蔵庫にはたくさんの梅ジャムが入っていて、
近々、会う予定になっているひとたちに、
少しずつお裾分けしようと思っている。
今週は大粒の青梅を買って、梅酒を作ろう。
梅酒のレシピにもいろいろあって、
ホワイトリカーを使うか、ブランデーを使うか、
あるいは、日本酒で漬けこむか、
まずは、どれから試すかな。
by asian_hiro | 2015-06-14 22:12 | 日々のこと | Comments(4)
ベトナムから帰国、そして、山。
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夕方の空が、あまりにきれいで
屋上に駆け上がって、ひとりじめした。
東京タワーの方角は、あわい桜色とみず色の組み合わせ、
富士山の方角は、燃えるようなオレンジ色の夕焼け。
特に、富士山から続く山並みがとてもきれいで、
この夏には、どこか山へ行こうと唐突に思った。
こういう唐突な思いつきは、たいていの場合、実行される。
そして、今日という日を思い出しながら
わたしは山に登るだろう。

先週、母とベトナムへ行った。
ベトナムを訪れるのは10年ぶり、2度目のこと。
毎日、雑貨屋を巡り、市場を歩き、フォーや生春巻きを食べ、
チェーと共に足を休め、ベトナムコーヒーでひと息いれた。
何度も通ったタイに比べると、
ベトナムは、空気もひとも柔らかい。
みんな穏やかで、やさしくて、
はにかむような笑顔がとても印象的だった。
わたし自身は、ひとも、町も、食べものも、
クセが強ければ強いほど好きというタイプなので、
わたしのなかで、ベトナムがインドを超えることはないけれど、
またいつか、ゆっくり訪れたいと思っている。

南国から帰ってきたばかりなのに、
いまは、どこかの山に登りたいという気持ちが強い。
昨日、紀尾井町のCOOK COOP BOOKに立ち寄り、
レシピ本を一冊購入したとき、
山小屋の本を立ち読みしたせいもあるのだろう。
地球上のあらゆる音を吸い込むような、静かな、静かな山の夜。
そんな時間を慈しみながら、ただ黙って過ごしたいなあ。
by asian_hiro | 2015-06-09 21:31 | | Comments(3)