アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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はじまり
風を探しに。
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最近、風に当たってる?
今朝、受け取ったメールには、そんな言葉が書かれていた。
そういえば、風はどこから吹いてきて、
どこへ帰っていくんだっけと、
マクドナルドの窓際で、遠い記憶をたぐり寄せた。

人生のなかにある、
マイナスの地点、プラスの地点、ゼロの地点。
それぞれの地点でしか見られない景色があり、
そこにしか吹かない、風がある。

うずまきの意味は、輪廻。
2014年、最後のパンを食べながらふと思う。
こんな模様の衣装を着ている山岳民族が、あの国にはたくさんいた。
限りなく繰り返す生と死は、果たして本当に不幸なのだろうか。
決して再生を繰り返さない永遠の終わりこそ、幸せなのだろうか。
輪廻の意味を考えると、
落ち着くべき先がときどき見えなくなり、
昨日と今日、今日と明日、その繰り返しがなんの意味を持つのだろうと
不意に、足が止まってしまうのだけど、
とりあえず、同じ風は二度と吹かない。
2015年、はじめの一歩は風を探す旅からはじめましょうか。

しばらくの間、ドロン!です。
良い日々をお過ごしください。
by asian_hiro | 2014-12-31 18:38 | 日々のこと | Comments(10)
一年
あふれるほどの、ひかりのなかで。
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ハードでパワフルなヨガも好きだけど、
じっくり、1ヵ所に長く留まるヨガも好きだ。
深く、ていねいに呼吸してしばらくそっと目を閉じる。
手や足の指先にちからが入っているということは、
「ちからを抜こう」「脱力しよう」と意識しなければ気づかない。
こころに浮かぶさまざまな感情も
きちんと目を開けなければ、つい、見逃してしまいがちだ。

うちなるひかりに、敬意を表して。
ヨガのたび、何度もこころでつぶやいていたはずなのに、
気づけば最近、ひかりが鈍っていることを見過ごしていた。
いい気になって磨くことを怠って、
輝くことをやめてから、初めてそのことに気づくなんて。
来年は、うちなるひかりを取り戻すことから
はじめの一歩を、踏み出そうと思うのだけど、
その前に、いまはただ、
北国で、無垢な夜を過ごしたい。
ひとの話も、こころの声も、
みんな雪に吸い込まれる、静寂の世界。


2014年は、これでおしまいです。
よいお年をお迎えください。
by asian_hiro | 2014-12-20 21:45 | 日々のこと | Comments(14)
キーワード
退路を断ち、前しか見ない。
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わたしは取材のとき、基本的に録音しない。
医学や科学の専門用語が頻発するときや、
複数名での座談会を仕切るときはレコーダーに頼るけれど、
それ以外は、滅多に音声を残さない。
あとからテープ起こしをするのが面倒ということもあるけれど、
その場の対話がすべてであり、
全神経を集中させて一語一語、漏らしたくないと思うから
あえて、退路を断っているのかもしれない。

「取材のとき、
あなたはどうやって相手の言いたいことを引き出すのですか」
先日、あるひとからそんな質問を受けた。
3秒ほど考えてわたしが返答したのは、
「とにかく、キーワードを見つけます」ということだった。
取材のあいだ、明確に
「これがキーワードです」と、差し出されることは少なく、
言葉の端にぽろりと落ちていることが多いのだけど、
キーワードは、そのひとの想いの原石であり、
それを見つけられれば、どんな原稿でもかたちになると思っている。
だから、キーワードを見つけるまでは決してあきらめないし、
後に引かない。

最近、30代前半からなかばの男性に取材するケースがとても多い。
みなさん、個性的でユニークな方ばかり、
一本筋が通っていて、わたし自身、良い刺激をもらっている。
先日、取材をさせていただいた方から、
今日、朝と夜にとてもうれしいメールをいただいた。
ライターという仕事をしていて良かったなあと思うのはこんなとき。
ひとりで背負える仕事には限界があり、
自分の前にも後ろにも誰もいないという切迫感にいつも直面し、
しんどいなあと思うことも、正直ある。
そんななかでも、ほっとひと息つける時間があるとしたらこんなとき。
まだまだ、負けちゃいられないって、自分自身の背筋を伸ばす。
ツケは、一気に返すのだ。
by asian_hiro | 2014-12-18 22:46 | 日々のこと | Comments(2)
回想
もう一度見たい景色があるとしたら、あの空。
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昔、南インドの小さな村に行った。
村のまんなかに大きな寺院があり、
川を挟んで両側に集落があった。
寺院は大きい方の川岸にあり、
そこから15分ほど歩くと、小高い丘に突き当たった。
日に何度となく、その丘に登ったけれど、
日没の時間にも必ずそこを訪れ、丘のてっぺんで夕日を見た。
同じような旅をしているらしく、近くの宿に泊まっている人も
その時間になると丘へやってくることが多かった。
お互い顔見知りなのに、特に会話を交わさず、
ただ、目であいさつをして、ふたり黙って夕日を見た。

丘をぐるりと囲むように民家や牛舎や畑があり、
太陽が地平線に落ちる頃になると
ポツポツと散らばる民家から、のろしのような煙が上がった。
これから、食事の支度をするのだろう。
インド人が夕食を摂る時間は、とても遅い。

太陽が沈みかけたころよりも、
完全に沈んでからのほうが、
実は、空はものすごくきれいなのだということは
その村で知った。
360度、遮るもののない地平線は
日没後、地面から大空にかけて七色に染まった。
赤から朱色、黄色、紺碧、濃い紫まで
地面から水平に色のグラデーションが作られる。
虹の色合いは、雨上がりの空にあらわれるだけでなく、
毎日、こんなにも当たり前に
空全体を美しく染め上げるのだということも
その村で、初めて知った。

夕方、空が少しずつかげりを帯びてくると、
集落の中央に立つスピーカーから
のどかでひなびた音楽が聴こえてきた。
お風呂のなかで反響しているように、曖昧な輪郭の音楽は
どんな楽器を使って、どんなふうに演奏しているのかよくわからない。
でも、なぜか心地よくて、
時折、太鼓のぼわんという響きが胸に沁みた。

あの夕日。あののろし。
七色の空。ぼわんという音楽。
どれもなつかしく、すでに遠い。

最近、夜中になると家のそとから尺八の音楽が聴こえてくる。
窓を開け、どこから流れてくるのか確かめたい衝動にかられながら
目を閉じ、ただ黙って音楽の波に揺られている。
近頃の月はとてもきれいで、
まるで黄色いすいかを半分にして、空に浮かべたような感じ。
尺八の音楽は、まだ今夜は聴こえない。
昨日、とても素敵な縁で知り合ったひとからのメールを
何度も、何度も読み返しては
過去、通り過ぎてきたインドの旅を思い出している。
by asian_hiro | 2014-12-16 00:08 | 日々のこと | Comments(2)
ねこ
並んで、目を閉じたい。
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ひるさがり。
握手して、なでて、肉球をさわって
それでも、目を開けないこの子に
じゃあ、またね!
by asian_hiro | 2014-12-10 21:26 | 日々のこと | Comments(8)
ゴム
背伸びしたからといって、背が伸びるわけではない。
それでも、背伸びをやめないのはなぜだろう。
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結構、粘りづよさと根性には自信があって
これだと思ったら、絶対、達成するまでがんばるのだけど
なんか、最近はそんな気力が無くなってしまったのか、
先月の、怒濤の忙しさで情けないことに枯れつきてしまったのか、
いや、ちがうな、
たぶん、引っ張り過ぎたゴムがだらしなく伸び切ってしまったのだ、
なんだかもう、いろんなことがどうでもよくなっちゃった。
別に、ネガティブな意味じゃなくて、
ただ、ひとつのリミットを超えただけ。
いっそ髪の毛でも切ってみるかと、
唐突に美容室を予約して、10cmほどばっさり切った。
腰まで伸ばした髪の毛を、肩まで切ったのは2年前。
もう一度、伸ばそうかなあと思っていたのに、
再び、あごのラインへ逆戻りしてしまった。
あの長さに届くまでは遠いなあ。

なんか、もうみーんな置いといて
どこかへ、ぽーんと行ってしまおうかなと
マイレージと世界地図と、にらめっこ。
でも、最後の最後で「予約」というボタンを押せないってことは
本気で望んでいないってことなんだろう。

なぜか押せない予約ボタンも、
遅々として進まない原稿も、
メールを返してくれないクライアントも、
無くなりそうなコーヒー豆も、
つい止められないチョコレートも、
甘いお酒ばっかり飲んでしまう夜も、
何度も目が覚めてしまう夜中も、
もうみんな、どうでもいいなあ。
anything possible!
「人生に不可能はない」っていう、文字通りの意味じゃなくて、
どうでもいい、なんでもいい、なにが起こったって構わない、
そういうふうに思えるいまは、とりあえず最強だ。

春にやりたいこと100選を書いたのは、今年の3月。
いま、やりたいことを挙げるとしたら、ただひとつ、
足を踏み入れたこともない、
どんなところかも想像つかない、
まったくの、未知の町を気の向くままに歩きたいということだけだ。
明日はおでかけ、
首がスースー寒いので、マフラーを忘れないようにしないとね。
by asian_hiro | 2014-12-06 22:00 | 日々のこと | Comments(10)
雑感
すべて、よいこと。
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はじめてお会いしたひとと、
駅の改札で、握手して別れる。
これがたぶんインドか、どこか海外だったら
きっとハグして別れていた。
それくらい、ちょっと印象的な取材だった。

*

ひとは、見たいものを見るし、
信じたいものを信じる。
そう考えると、ほんとうに客観的な事実なんて
世界には、ほんのわずかしかなくて、
よろこびもかなしみも、
ものごとの一面を切り取って捉えているにすぎない。

*

一生懸命、なにかへ手を伸ばしたり、
なにかを手にしようと必死になったりするだけでなく、
目の前に差し出された手を、ただ黙って握り返す。
ときには、そんな日があってもいい。
今週末、髪の毛を切りに行こう!
by asian_hiro | 2014-12-06 00:39 | 日々のこと | Comments(6)
小豆島
始発で空港へ向かう。
飛行機の向こうに、富士山が見えた。
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仕事柄か、性格か、
きっとその両方が原因なのだと思うけれど、
わたしが誰かに質問することはあっても、
誰かから尋ねられることはあまりない。
この数日間、
めずらしく真正面からいくつかの質問を問いかけられ、
とても新鮮な気持ちで、ひとつずつコンマ数秒、
全力で考えた。
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すべての用事を終え、
エンジェルロードを見に行った。
1日2回、海のなかから現れる道。
潮が満ち始めるまで、あと30分というギリギリのタイミング、
たくさんの観光客が歩いていた。
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暮れる空を眺めながら、海の水に指を浸す。
思ったよりぬるくて気持よく、しばらくかがみ込んでいた。
戻ろうと思ったら、ねこの鳴き声が聞こえたので
そっちを見ると、展望台への矢印があった。
これは、誘われているに違いないと思い、
そのまま土の階段を上り、海を見はらす丘に立った。
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旅先で出会うスーパーや商店が好きだ。
見慣れないパンの袋やお菓子の包み紙を見るのが好きだ。
そして、そこで買い物をするひとたちの
土地の言葉が大好きだ。
あったかくて、やわらかい。
そんな言葉に包まれて、その輪のなかで暮らしたい。
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帰りのフェリーは雨のなか。
「うちの妹が交通事故に遭ってね、
それで急に帰省することになったんです。
でも、あなたの笑顔を見ていたらちょっとだけ落ち着きました」
行きの機内で、CAさんにそう話していた女のひと。
フェリー乗り場で、「高松駅はどちらですか」と
わたしに尋ねてきた、お遍路姿のおじさん。
彼らは今頃、どこをどんな想いで歩いているのだろう。
そんなことを想像しながら、バスと飛行機を乗り継いだ。
by asian_hiro | 2014-12-04 17:58 | 日々のこと | Comments(4)