アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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アクセルを開いても、別にどうってことなかった。
てのひらを開いたからといって、なにが失われるわけでもない。
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「ダウンドッグのときの背中、とてもきれいですね」と
ヨガのクラスで、ときどき顔を合わせることはあったけれど
一度も話したことのない人から、声をかけられた。
「とても気持よく、胸が開いている感じ」
インドのおじいちゃん先生によく、
「オープンチェスト!」と怒鳴られていたから
胸を開くのが、自然と板についたみたいだ。
とざさない、とじこめない。
ことばも、気持ちも、勢いも。

夕焼けの、湿った風を胸いっぱいに取り込んで
色づく雲を眺めながら、短い旅について考える。
あしたから9月とはいえ、
まだ、夏が終わったわけではないのだし。
by asian_hiro | 2014-08-31 22:18 | 日々のこと | Comments(2)
自然
夏が終わる、その前に。
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ちょっとそこまで、
アイスを買いに行くみたいな顔して
もうこれ以上ないってくらい、
粗い自然に抱かれたい。
by asian_hiro | 2014-08-23 22:12 | 日々のこと | Comments(8)
ギャップ
日常の、ちょっとしたきらめき。
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いつものドトールの、いつもの席でアイスコーヒーを飲んでいた。
となりには、難しい顔をして書類を読んでいる
同い年くらいの男性がいた。
かばんからノートを出し、昨日取材した内容をまとめていると、
その男性とは反対側のとなりにいた女性が席を立った。
左手で、まだ2歳くらいの女の子の手をひいている。
女の子がとなりの男性のほうをじっと見ているなと思ったら、
男性は、ものすごくにこやかな顔で手を振っていた。
さっきまで、難しい顔で書類を読んでいたそのひとの、
子どもに見せる笑顔がなんともさわやかで、わたしまでどきっとした。
ひとが不意に見せるギャップって、
日常に落ちているちょっとしたきらめきだ。
by asian_hiro | 2014-08-21 22:17 | 日々のこと | Comments(2)
サンドイッチ
水筒には甘酸っぱい果実酢を入れて、
リュックにはサンドイッチをしまって。
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先日、にがうりの味噌炒めを作った。
家にある、麦味噌、米味噌、赤だしのうち、
米味噌と赤だしを混ぜたら、ちょっと塩気が強過ぎたので、
今度はまろやかな麦味噌で作ろうと思っている。

果実酢は順調になくなっていき、
オレンジ+ミント酢、パイナップル酢、桃酢を飲み終えて、
いまは一番最初に漬けた梅酢がようやく飲み頃になっている。
さらに、プラム酢とパイナップル酢2本目がスタンバイ。
どうしてこんなに果実酢ばかり作るのだろうと
台所に並ぶガラス瓶を眺めつつ、自分のことながらとても不思議だ。

ニューヨークにいたときは、毎週末にベーグルを焼いた。
ガスオーブンを3回転させ、20個くらい焼いてから
1、2日以内に食べる分をのぞき、ひとつずつラップして冷凍庫へ。
そして、仕事の昼休みに食べるように、
毎朝、サンドイッチを作って持参したのだ。
なんだか、とてもなつかしいなあ!
公園のベンチに座り、スタンドで買った1ドルのコーヒーといっしょに
「まぶしいなあ」って言いながら食べたっけ。

「夏休みも後半戦」
テレビのニュースでそんな言葉を聴いて、ハッとした。
ぼやぼやしていると、夏が終わってしまうじゃないか!
まだ、やりたいことはいっぱいある。
行きたいところもいっぱいある。
伝えたいことも、届けたいものも、挑戦したいことも、いっぱいある。
まずはなにからはじめようと考えて、
とりあえず、あしたは
サンドイッチを持ってちょっと遠出をすることにした。
by asian_hiro | 2014-08-16 00:27 | 日々のこと | Comments(6)
テールランプ
いま、手のなかに存在するもの。明日、手のなかに訪れるもの。
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なんか、いろいろなことが滞っていて、
血液も、体液も、なみだも、脳みそも、
1ヵ所でストップしてしまっているような感じがして、
ああ、こんなときはヨガだ、ヨガスタジオへ行かなきゃと、
ほんとうに久しぶりに、スタジオへ出かけた。

先月まで、週5回くらいスタジオへ通っていたのだけど
最近、めっきり足を運べなくなっていて、
自宅や屋上や、ときどき緑道で体を伸ばすことはあっても
やっぱり、スタジオでみんなと一緒に動くのとは違うのだ、
ひとりの集中力は、みんなの集中力と出会って増幅する、
久しぶり、じっくりと自分の内側に注意を向けた。

急ぎ過ぎたか、走り過ぎたか、
欲張り過ぎたか、
それとも、走っているようでただ足踏みしていただけなのか、
最近、いや、もっとずっと前から
たぶん、わたしはこんな感じで、
ヨガを終え、家までの道を歩きながら、
なんだか、いっぺんでいろんなことがわかってしまった。
ああ、そんな簡単なことだったのか、
なんだなんだ、もういいやって。

ヨガ仲間の、バリのレッスンは
ものすごくハードだし、ストイックだし、
それを毎日6時間くらい、受け続けた時期もあるのだから、
日本のヨガクラスで、
「これはしんどい!」と思ったものは、ひとつもない。
だけど、今日のクラスがしんどく感じられたのはなぜだろう。
ああ、きれいな景色のなかで休みたいな。
湧き水、あおぞら、ひばりの声、
木々の緑と、土のかおりに、風のおと。
そんな世界に、行きたいな。

車のテールランプを眺めていると、
なんともいえず、心が無性にざわざわする。
手放すのは、世界ではなく、
それにしがみつく、自分自身なのだろうね。
そういえば、むかし、
「一度、できたポーズはもう手放していいのです」と言った
ヨガの先生がいた。
「今日はできたけれど、明日はどうだろう。
あさってはどうだろう。もう二度と、できなかったらどうしよう」と
考える必要など、たぶん、どこにもないのです。
by asian_hiro | 2014-08-14 21:27 | 日々のこと | Comments(2)
いちにのさんで、もうやーめたって。
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せっかくのスーパームーンも
雨雲に隠れて見えずじまい。
たぶん、わたしはどこかで道を間違えたのだろうけれど、
もう、引き返すのももったいないので
いちにのさんで、もうやーめた。
昨日のすてきな夜については、また今度。
by asian_hiro | 2014-08-10 21:24 | 日々のこと | Comments(6)
心象風景
夏のいちにち、こころ模様。
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せみの声が響く朝、
かえるの声が届く夜。
山道、海沿い、畑のなかの一本道。
うたいながら、歩くとしたら
なんのうたがいいだろう。
夕空、山の端、沈む太陽、
ひぐらし、宵の明星、風のおと。
そうだ、八百屋で桃と梨を買って帰ろう。
氷水で冷やしてから、花火をしながら食べようか。
そんな夏が、大好きだ。
by asian_hiro | 2014-08-07 23:08 | 日々のこと | Comments(2)
その手にナイフなど、持っていない。
ただ、からっぽの手をつなぎたかっただけなのだ。
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ほんとうは、それだけでよかったのになあ。
by asian_hiro | 2014-08-06 21:27 | 日々のこと | Comments(0)
ジャンプ
迷わず、夏へ飛び込めばいいのだ。
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夏はみじかく、
太陽は足が速くて、
思いっきり、大きく踏み出さないと
その影さえ、踏むことはできないんだものね。
by asian_hiro | 2014-08-05 22:13 | 日々のこと | Comments(2)
料理
夜の森で、薪をくべるように。
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台所に立ち、鍋を見守る日曜の真夜中。
真鯛のあらと頭が、濃いめの醤油だれのなかで
ぐらぐらと揺れている。
こんなにたくさんの魚、どうやって食べるんだと思いながら
大きな鍋をのぞいていた。

肉よりも、魚を料理する方が好きで、
とくに丸ごと一匹買ってきて、自分でさばくのが好きだ。
ああ、なんだか思いっきりたくさん料理がしたいなあ!
ガス台の前で、湯気がたちのぼる様子を見ていると、
いろんなことが、少しずつ火のなかへ溶けていくみたいだ。
by asian_hiro | 2014-08-04 19:22 | 日々のこと | Comments(6)