アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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ZOPFのランチと年末に寄せて
12月31日という、土曜日の昼間に。
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2011年の半分は、インドで過ごした。
東京で過ごした残り半分のうち、
約1/10はマクドナルドで仕事をしたり、
日記を書いたり、ぼんやり国道を眺めたり、
お客さんの会話に耳を傾けたりして過ごした。
今日は、大晦日。明日は元旦。
それでも今日は単なる土曜日で、明日は単なる日曜日、
あさっての月曜日から、また新しい一週間が始まるのだと、
そんなことを淡々と感じている。
…と言いつつ、いまは今年最後のマクドナルド。
窓からは、葉の落ちた木と、すっきりした青空と、
平屋の駅舎がよく見える。

年明け、すぐに納品しなければならない原稿も終わっていない。
大掃除も終わっていないし、年賀状もまだ書いていない。
でも、今日は365日のうちの1日に過ぎず、
今日と明日のあいだには、
西暦と月と日付と曜日が変わるということを除いたら
なんの違いもないのだから、
取り立てて、
あれもこれも今日のうちに片付けなきゃいけないというわけでもなく、
いつも通り、いつもの一日が過ぎていく。

インドでの日々のこと、特に、パンチャカルマのことについては
まだ、わたし自身消化の途上で、うまく表現することができず、
振り返ってみれば、必ずしも快適で楽しくて
ハッピーな日々ではなかったのだけど、
「人生で起こることは、すべて良いことである」、
わたしは、いま、この言葉の意味をとても強く実感しているし、
今年最後の瞬間も、そして恐らく来年も、
この言葉とともに進むのだと思っている。

写真は、昨日出かけたZOPFのランチ。
この一皿は、今日も誰かのために提供され、
来年も、また誰かのために食卓へ並ぶのだ。
昨日、わたしはそのうちの一皿をいただいたに過ぎず、
料理も、皿も、テーブルも、
人から人へと、ただ淡々と受け継がれていく。
そこに、愛があり、想いがあり、
いとしさがあり、やさしさがあるかぎり、
人から人へ、こころからこころへ、
受け継がれるものは、途絶えることがないのだ。

「受け継ぐということ」、
あらゆる意味で、
来年、わたしのテーマだと思っている。


今年一年、とてもお世話になりました。
来たる年も、みなさまにとってよい一年になりますように。
May all beings be happy.
by asian_hiro | 2011-12-31 12:05 | パンSPECIAL!! | Comments(8)
ameen's ovenのはしばみとなつめの黒パン
いつものように、この時期に、
このパンと巡り会えるしあわせ。
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「今年もようこそ」と言ってパンを出迎え、
「また、来年」と言って、食べ終える。
ameen's ovenのはしばみとなつめの黒パン。
やさしく、甘く、しなやかな力強さを秘めたパン。
by asian_hiro | 2011-12-27 12:33 | パンSPECIAL!! | Comments(0)
旅を終えて
Go with the flow.
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インドから送った荷物、15キロ。
日本へ持ち帰った荷物、30キロ。
いったい、なにをそんなに持ち帰ったのか、
荷物の重さは、インドへの執着心…と比例するのかわからないけれど、
わたしは今回、きちんと旅を終えることができなかった。

最後、デリーで体調を崩し、ひどい鼻づまりと喉の痛みに悩まされた。
なんとか重い荷物を背負って空港へ辿り着くと、
予定していたスリランカ航空がオーバーブッキングのため、
JALの成田直行便へ振替になった。
経由便が直行便になったのだから、本来なら喜ぶところ、
振替が確定したのが、離陸の直前だったため、
最後、ゆっくりすることができなかった。
あわただしく搭乗ゲートを抜け、急いで飛行機に乗り、
和食かインド料理か選べる機内食で、当然のようにインド料理を選び、
気付いたら、
「おかえりなさい」とボードが掲げられた成田空港にいた。

飛行機のなかで隣に座った日本人男性は、
とてもよく知っている人に似ていた。
声も、姿格好も、なにもかもそっくりで、
フライトアテンダントさんは、わたしと彼をカップルと思ったのか、
わたしたち二人へ笑顔で話しかけていたけれど、
ジャケットを羽織り、分厚いビジネス書を持ったその人と、
インドで買ったバッタもののNORTH FACEのジャンパーを着て
薄汚れたジーパンを履き、
鼻にピアスをさしたわたしでは、どう見ても釣り合わない。
飛行機が着くと、その人は動く歩道にも乗らず、颯爽と歩いていった。
そのまま会社へ出勤だったのだろうか。

30キロの荷物を背負って電車を乗り継ぎ、実家へ向かった。
途中、山手線の乗換駅で温かいホットココアを買い、
やっぱりインドのオーバルティンとは違うなと思いながら
ゆっくり飲んだ。
最寄駅を出ると、目の前には黄色い葉をつけた銀杏の木。
日本人になじみが深い、趣き深いその色を見ながら階段を登り、
ああ、インドは終わったのだな、と思った。

9月1日に出発して、111日。
帰りの航空券を持たない旅は、本当に久しぶりだった。
自分で旅の終わりを決めることができるのか、
出発前は不安だったけれど、
航空券を買うタイミングは意外にすんなりやって来て、
いったん「帰国の日」が決まると、
すべてがそこへ向かって流れて行った。
9月、毎日がハッピーとラッキーの連続だったダラムサラ。
10月、朝から晩までヨガ三昧の指導者資格コースに参加したリシケシ。
11月、山あり谷ありだったけれど、終わってみれば、
心身を根っこから掃除できた気がするパンチャカルマ。
そして12月。
パンチャカルマで生まれた心地いい空間をどう維持していくか、
ずっと考えていたのだけれど、
なにも維持する必要などないのだということに、
インドを出る直前、気がついた。
今日には、今日で消えるものがあり、
明日には、明日、生まれるものがある。
すべてのものを、追わない、求めない、固執しない、留めない。
水もよどめば濁るように、
あらゆる流れをストップしてはならないのだろう。
手の中へやって来るものは、良いも悪いも区別なく、
ただ、鷹揚に受け入れて、
失うものは、失うままに任せておく。
そういえば、パンチャカルマで学んだいちばんのことは、
胃や腸に物が入っていると「出し」にくいということだった。
だけど、そもそもそこがカラッポなら、
胃や腸へ入れた水は
あっけないほど、あっさりそこを素通りしていくのだ。

これからも、まるでわたし自身がチューブになったかのように
さまざまなものが、わたしを通過していくだろうが、
再びインドへ帰る日まで、流れとともに進むまで。
ひとまず、飛行機のなかで中途半端に書いたままになっている日記を
きちんと、書き終えるところから始めようと思う。

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インドより帰国しました。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
by asian_hiro | 2011-12-21 13:55 | インド旅行記 | Comments(14)