アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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ベーグル
できるだけなにも混ざらず、
こころそのまま、届けばいい。
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塗るならプレーンのクリームチーズ、
あるいはバターをひとさじ分。
朝に食べるベーグルは、シンプルな味がいい。
by asian_hiro | 2008-09-30 23:26 | パン | Comments(10)
我慢
自分が強いか弱いかなんて、わかるわけない。
だけど、「強いひと」とひとから言われてひとは強くなるのだと思う。
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麻酔が効くのを待つ時間がなかったので、
「もう、そのままでいいです」と、治療を続けてもらっていたら、
「痛くない? 痛くないの? 強いんだねえ、あなた」
医者は、感心したようにそう言った。
あはは、と笑いながらこころのなかで返事する。
痛くないわけないじゃない。
だけど、「強いんだねえ」って言われたら、
もう、「痛い」とはたぶん言えない。
by asian_hiro | 2008-09-29 21:06 | 日々のこと | Comments(4)
夢のあとに
懐かしいという感情にも、13時間の時差があった。
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いやあ、まいっちゃうな。
朝、起きたらどうしてここがニューヨークじゃないんだろうって
天井見上げながら考えちゃうんだもの。
帰国してはじめて、ニューヨークの夢を見たよ。
あの部屋に大きな机が置かれていて、
わたしはそこでなにかを書いてた。
なぜか、廊下を挟んだところにもうひとつ部屋があって、
そのなかにもこざっぱりしたシングルベッドと
本棚と、机と、背の低い洋服ダンスが置かれていてさ、
そこでは、ニューヨークでいちばんはじめに友だちになった
めぐみさんが住んでいたよ。

ほんと、たまらないよね。
帰国して1ヶ月、ニューヨークが懐かしくなることはあっても
「帰りたい」とか「また行こう」とか思うことは
ふしぎなほど、なかったんだよね。
当たり前の顔をして、ニッポンでの生活に溶け込んじゃったから
「あれ、わたしってホントにニューヨークで暮らしてたの」って
自分自身に尋ねたくなるときもあったくらい。
おかしいよね、でもそれが正直な気持ち。
ニューヨークが、どこか手の届かない
遠い世界へ行ってしまったような気がしてた。

もう、しかたないんだけどね。
ニンゲンのこころは、そんなに単純じゃないってことだ。
だって、あの街で、あの部屋で、
何度も何度も笑ったんだもの、泣いたんだもの、
悔しがったり、怒ったり、自分自身に苛立ったりしたんだもの。
わかってる。
わかってるけど、身体におさまりきらないこの感情は
どこに放てばいいんだろうね。
街はハロウィンの飾りできれいなんだろうなあ。
川沿いの公園も、紅葉がはじまったのかなあ。

さて、と。
あしたは久しぶりに高校時代を過ごした町へ行ってくる。
だいじょうぶ。
わたしの居場所はニッポンにあると決めて戻ってきたんだから。
帰る場所が、地球上にもうひとつ増えたってそれだけのことなんだ。
みずいろとグレーを足したような空を見ながら
あったかいココアを飲む。
トウキョウの秋風も、なかなかいいものですよ。
by asian_hiro | 2008-09-27 17:20 | 日々のこと | Comments(10)
あんぱん
「はんぶんこ」の「こ」ってなんだ?
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あんぱんを食べるなら、こしあんよりも粒あんがいい。
あずきの粒が粗く残る、田舎くさいあんこがいい。
あんぱんを食べるのは、午前よりも午後がいい。
できれば午後3時頃。食事よりもおやつがいい。
あんぱんを食べるときの飲みものは、コーヒーよりも牛乳がいい。
冬でも冷たく、ガラスのコップで元気に飲みたい。
どこのあんぱんじゃないとダメなんてことは絶対に言わないけれど、
選べるなら、この店のこのあんぱんをまた食べたい。
わたしが持っている記憶のなかで、いちばん底に眠る味。
幼い頃はあんぱんよりクリームパンやジャムパンが好きだったから、
たいてい、これは「母の食べもの」だったけれど、
いまならわたしにもこの味がよくわかる。
あんぱんを食べるなら、ひとりよりもふたりがいい。
ひとつ丸ごと食べるより、「おいしいね」と言いながら
はんぶんこにして、いっしょに食べたい。
by asian_hiro | 2008-09-26 23:09 | パン | Comments(6)
父子
ほんとうは、理由などなくても。
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ニューヨークで最後に出かけたファーマーズマーケット。
花屋の前に並んで座る父子の写真が撮りたくて、
後ろからそうっと近づき、何回もシャッターを切ったけれど、
どれもこれも、ピンぼけだったりいい表情を逃していたり。
ごめん、お父さん。
最後はこっちを向いて笑ってくれたのに、
わたしは上手に撮ることができなかったよ。
また、あなたたちの写真を撮るために
いつか、ニューヨークへ帰ってもいいかな。
それが、単なるいいわけだとわかっていても、
今度、ニューヨークへ帰ったら
きっと、写真を撮らせてもらおうと思う。
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by asian_hiro | 2008-09-25 23:02 | 日々のこと | Comments(4)
コーラ
記憶が、記憶をつれてくる。
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こころの底に沈んでいた記憶は、ふとしたはずみで表層に浮かぶ。
望むものであろうとなかろうと
水脈が広がるように、思い出がよみがえる。
あふれる記憶の泉にふたをせず、
かといって、とまどう様子も表に出さず、
冷静なふりをしてやり過ごすしかないとしても、
ほんとうは、駆け出したくなるような衝動が
からだのどこかで生まれてる。

たった一杯のコーラからはじまった小さな波。
炭酸の泡が消えるのと同じ早さで、思い出は引き潮みたいに遠ざかり、
やがて、なにごともなかったように、
音もなく、空気に溶けた。
by asian_hiro | 2008-09-24 22:51 | 日々のこと | Comments(6)
はじまり
keep it simple.
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近くでは風の音。
遠くではエンジンの音。
この世に音のない瞬間はなく、
いつもなにかの気配がする。
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夜になればあかりが灯り、
朝になれば人知れず消えるだけ。
シンプルなひとつのルールが、
世界の車輪をまわすのだ。
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しぼれば、水が滴るような朝の空気。
からだいっぱい深呼吸して、
あたらしい一日をスタートする。
by asian_hiro | 2008-09-23 08:27 | | Comments(2)
喫茶店
小さな階段を登り、中2階へ。
そこには、コーヒーの香りが流れる別空間があった。
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地面と同じ高さの1階でもなく、
天井に近い2階でもなく、
そのまんなかの中2階は、宙に浮くような中途半端が心地いい。
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丁寧に煮出したアイスコーヒー。
夏の終わりに、ひとやすみ。
by asian_hiro | 2008-09-22 07:29 | | Comments(8)
おみくじ
祈りながら、結ぶ。
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なにを願うでもなく、
なにを期待するでもなく
ただ、穏やかな時間が続くようにと祈りながら、
いちばんの高みに、手を伸ばして結ぶ。
by asian_hiro | 2008-09-19 23:14 | | Comments(6)
食堂
その食堂は、目抜き通りの突き当たりにあった。
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桃のアイスはさっぱりと口当たりがよく、
いろり端では、岩魚の塩焼きが並んでいた。
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せみの鳴き声。風鈴の音。
窓から窓へ抜ける風が心地いい。
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時間が一気に巻き戻る。
仕切りのない大広間は、小さい頃によく出かけた海の家みたいだ。
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となりのテーブルでは大きなジョッキが並んでいた。
すごいなあ、オトナは昼間からビールを飲んじゃうんだなあと
まじまじと見る。
紛れもなく、わたしだって立派なオトナにちがいないのに。
by asian_hiro | 2008-09-18 22:40 | | Comments(4)