アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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日々の色
1のしあわせを、10回。
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たとえば、朝の散歩中に焼きたてのバゲットに出会ったり、
電車のなかで、すぐ目の前に赤ちゃんの寝顔があったり、
夜のヨガで、いつもよりちょっとだけスムーズな動きができたり。
そんな小さなしあわせの積み重ねが、
無色の日々を、鮮やかに染めていくのだと思う。
by asian_hiro | 2008-01-31 10:53 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(12)
エネルギー
膝を深く沈めたあとで、高くジャンプするように。
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無性に走りたくなり、夜明けの街を駆け出した。
もっと速くと思いつつ、
5枚も着込んでいるのだから、身体がもたついて仕方ない。
焦って腕ばかり前へ、前へと振りながら
そのうち、ようやく気がついた。
腕は、しっかり後ろへ引かなければ
前へ伸びていかないことを。

「いま」は、たぶん腕を引くとき。
やがて、すべての歯車が整ったら
きっと、スピードも上がるだろう。
by asian_hiro | 2008-01-30 11:27 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(2)
わたしはあなたが泣いても、心配しない。
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一生続く青空はないし、
ずっと溶けない雪もない。
いつかは涙だって乾くのだから、たまに流すのもいいものだ。
そのあとに、七色の光が見えればもっといい。

わたしはあなたが泣いても、心配しない。
だけど、涙が少しずつおさまる様子を
しっかり見守っていたいと思う。
だから、安心して泣いたらいいのに!って
遠くの友へ、届くかな。
by asian_hiro | 2008-01-29 12:17 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(8)
マフィン
知れば知るほど、その奥に触れたくなる。
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ユニオンスクエアのマーケットで買った、サワドゥ種のマフィンは、
たまごも乳製品も使用していない、マクロビ仕様。
ぽってりかわいい形に似合わず、
食べてみるとサワドゥ独特の酸味が強い。
これは、好き嫌いがはっきりわかれる味だけど、
たとえば、何にでも合う無難な洋服が
結局は、いつまでも活躍の場がないように
なんだって、少しくらい癖の強い方がいいのだと思った。
パンも、マフィンも、
たぶん、ひとも。
by asian_hiro | 2008-01-28 07:12 | ニューヨーク生活・グルメ | Comments(10)
ある土曜日
ひとばんに、3回、夢をみた。
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寝付きも、寝起きも良いわたしが、
昨晩は、なぜか夜中に3回も目が覚めた。
そのたびに、時間軸がねじれたような夢を見て
妙な世界をさまよった。

ひとつめの夢では、
インドのリシケシュに家族全員で住んでいた。
ふたつめの夢では、
ダイエーの前で桑田が餅つきをしていた。
あとひとつはなんだったかなあ、
忘れてしまったけれど、
やっぱり、不可思議な夢だった。

目を覚ますたび、喉のガラガラがひどくなる。
木曜日の夜から風邪気味だったものが
悪化したのだと思った。
滅多に体調をくずさないわたしが風邪などひいたものだから、
夜中に目を覚ますのも、奇妙な夢を見るのも
全然、不思議なことじゃない。
あまりに単純なからだと脳のつながりに
思わず、笑ってしまうほどだ。

今日は、行かなくちゃいけないところと
どうしても行きたいところがあったけれど、
両方、行くのは無理そうだったので、
「どうしても行きたいところ」を優先することにした。
帰りに市場でりんごとチーズとマフィンを買ったら
喉の痛みも、あたまの重みも
いつのまにか消えていた。
今日の過ごし方の選択は、
たぶん、まちがっていなかったのだろう。

店先に、薄紫の花が並んでいた。
午後2時でさえ、夕方のような太陽の光に
冬の終わりはまだ遠いのだと気づかされつつ、
その日がいつ来てもいいように、
少しずつ、春を迎える準備をしようと思った。
by asian_hiro | 2008-01-27 11:47 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(0)
満月
そこに、あるというだけで。
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いったい、いつが本当の満月だったのか
よくわからないまま、少しずつ月が欠けようとしているけれど、
なにも、完全な球体の一日だけを満月と呼ぶのではなく、
「昨日も満月」
「今日も満月」
「あしたも、きっと満月」
そんな時間が、続いてもいい。
by asian_hiro | 2008-01-26 12:02 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(10)
Bruegger'sのベーグル
旅と日常のつなぎめなど、スキップで飛び越せる。
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中国にいたとき、「小姐」と呼ばれるのが好きだった。
そのたびに、なんだか自分が粋な女になった気がして、
まあ、それは単なる気のせいだったとしても、
「シャオチエ」
そう、声をかけられると、
つんと、あごを上げたくなった。

今日、電車のなかで
「小姐」と、話しかけてくれたチャイニーズのおばちゃん。
ごめんね、
わたしは本物の「シャオチエ」ではないけれど、
ひさしぶりに、そう呼んでくれてうれしかったよ。
どこにいようとも、なにをしようとも、
旅のかけらは、あちこちに落ちているのだと思った。

ボストンで買って来たBruegger'sのベーグルは
ローズマリーとオリーブオイルが入ったもの。
頬にガラスの破片が刺さるみたいだったあの町の空気を思い出しながら
ぼこぼこと音を立てるラジエーターのそばで
ひとり、ほおばる。
by asian_hiro | 2008-01-25 11:10 | ニューヨーク生活・グルメ | Comments(4)
音楽
ほんとうに欲しいものは、ことばにできない。
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駅の構内いっぱいに、バイオリンの音色が響いていた。
物悲しくて、懐かしく、
灰色のダブリンの空を思い出すようなその曲は、
激しく駆け上ったかと思うと、また下り、
ずっと、エンドレスで続いていた。
彼は、電子バイオリンをあごに挟み、
メロディに合わせてステップを踏んだり、
かがんだり立ち上がったり、
自由自在に動いている。
長い髪の毛は、右へ左へと揺れ動き
まるで、その毛先から音が飛び出しているようだった。

わたしが、ずっと自分に足りないと思っていたものも、
正体はわからないのに、
何かにつけてうらやましいなあと思っていたものも、
こんなところにあったのだ。
汗と一緒に、彼の気持ちがほとばしる音楽を
わずか5mの距離で聞きながら、
このシーンを、ずっと忘れないようにしようと思った。
by asian_hiro | 2008-01-24 12:45 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(2)
クラムチャウダー
タイでは、トムヤムクンよりトムカーガイが好き。
日本では、ハヤシライスよりクリームシチューが好き。
そして、アメリカでは
「赤いクラムチャウダー」より、「白いクラムチャウダー」が好き。
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クラムチャウダーには、ふたつある。
トマトベースの赤いものと、
ミルクベースの白いものと。
ボストンは「ミルク派」で、
貝のうまみが飽和状態まで溶け出したスープは
こころをほっと和ませる、やさしい海の味がした。

一人分だっていうのにパンが4つもついてきたのは、
さすがアメリカ。
でもこの自家製パン、想像以上においしかったから、
思わず、「ダースで買います」って言いたくなってしまったけれど…。
by asian_hiro | 2008-01-23 11:17 | ニューヨーク生活・グルメ | Comments(8)
ボストン
大学生だったとき、この町を訪ねたことがある。
あれは、何年前だったっけと考えて、
あまりの膨大な時の積み重ねがおそろしくなり、
途中で数えるのを止めた。
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なんというか、ふつうではない旅行で、
100人以上という大所帯だったうえ、
ときには緊張の極限に立たされることもあったから
友だちと意見がぶつかることも多かったし、
そのたびに、自己嫌悪に陥ることもしょっちゅうだった。

ああ。
でも、今ならわかる。

あのとき、わたしたちは小さな小さな子どもだったのだ。
そんな子どもたちが日本を離れ、はるばる遠くまで来たのだから
こころの脈動が、どこか異次元の世界で刻まれていたとしても
まったく不思議じゃないし、むしろ当然のことだったのだ。
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正直にいえば、
あのときのわたしには、消し去りたいと思う過去がいくつもある。
いや、消し去ってはもったいない。
それもひっくるめて、今のわたしがいるのだからと開き直っても、
やっぱり、恥ずかしくてなさけなく、
いたたまれない気持ちになるシーンがいっぱいある。
いろいろわがままを言ってごめんねって謝りたいひとや、
助けてくれてありがとうって言わずに別れてしまったひとたちに
今からでも、声をかけることはできるだろうか。
その声は、きちんと相手に届くのだろうか。
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ひとの気持ちを形にしたものがことばなのだとしたら、
この世界に、伝わらないことばなどない。
だけど、伝えるべき相手が見えなくなってしまったときは
いったい、どうしたらいいんだろう。
それは、単に時間の問題だけじゃなかったかもしれないのに、
自分自身の甘えや怠け心を棚に上げて、
たくさんの友人や先輩や後輩との思い出を
ひとつずつ、記憶のタンスから引っ張りだす。
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ボストンの空は、どこまでも青い。
「最高気温マイナス6度」なんていう天気予報におびえながら
完全防備の姿で外を歩いてみたら
空気は思いのほか清々しく、
背筋がしゃんと伸びる気持ちがした。
だけど、風が吹けば途端に目に涙がにじみ、
めがねの上に、ぽたりと水滴がこぼれ落ちる。
道ばたで立ち止まり、それを何度も拭いながら、
少しはおとなになったかもしれない自分自身と
父や母になったかもしれないたくさんのひとたちとの
微かなつなぎ目を探すように、
「ひさしぶり」というには遠すぎるこの町を
空を見ながら、ひとりで歩いた。
by asian_hiro | 2008-01-22 10:22 | ニューヨーク生活・散歩 | Comments(8)