アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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いくつもの「ありがとう」を、精一杯伝えたい。
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旅から帰るたび、「おかえりなさい!」と言ってくれてありがとう。
たとえ日本にいたときでも、「おかえりなさい!」と迎えてくれてありがとう。
ボリュームいっぱいの、おいしい料理をありがとう。
私はこのお店ほど、満たされる食事を知りません。
焼き立てのパンを、どんどん用意してくれてありがとう。
遠慮を知らない私たちのテーブルに、次々と運んでくれてありがとう。
最初はブール、次はバゲット、そしてフィグと、毎回種類を代えてくれる心配りが実はとてもうれしかった。
「いつもいつもありがとうございます」と、ドアの外まで送ってくれてありがとう。
最後の食事は、閉店時間を大幅に過ぎてしまってごめんなさい。
そして、お店をやめることを直接教えてくれてありがとう。
そんな誠実なサービスが、私はとても好きでした。

今は正直、これだけ書くのがやっとだけれど、7年分の「ありがとう」だけは精一杯伝えたい。
どうかきちんと届きますよう。
by asian_hiro | 2006-01-31 09:26 | グルメ | Comments(24)
ameen's ovenのいよかんトースト
朝に見る食べものの色は、あたたかみのあるオレンジがいい。
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昔、住んでいた家の小さな庭に、酸っぱい夏みかんの木が植えられていた。
梅雨の頃には葉っぱに青虫がつき、その丸々と太った姿がたまらなく嫌だったけれど、何十個もの大きな実を重そうにぶら下げる木の様子は今でも心にはっきりと残っている。
将来、自分が家を持つことがあれば、庭にはみかんの木を植えたいなと思う。
ただし、青虫は誰かにやっつけてもらわなければいけないけれど。

ふとそんなことを思い出した、ameen's ovenのいよかんトースト。
ハードトーストの生地のなかに、さわやかないよかんピールがぐるぐると巻き込まれたこのパンは、晴れた日の朝がよく似合う。
みかんの木を育てたら、その実でピールを作ったらおもしろそうだな、それをいれたパンを焼いてもおいしそうだな、その前にパンを焼く練習をしておかないといけないな、青虫にも慣れておかないといけないなと、そんな楽しい空想をしながら朝ごはんを食べた。
by asian_hiro | 2006-01-29 11:57 | パンSPECIAL!! | Comments(16)
ameen's ovenの黒パン
Stand on the basic.
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みんなに心配してもらった先日の火傷は、無事に痕も残らずに、どうやらきれいに治るようだ。
3日前に聞いた悲しい電話のあの店は、違う形になったとしてもまだ微かにつながりを持っていられるかもしれない。
昨日、下北沢は雨ですと友だちのメールにはあったけれど、私がいた東京の町ではポツリと水滴が落ちてきたくらいで、幸い冷たい夜にはならなかった。
ダメだと思ったすべてのことが、もしかしたら少しずつ良い方向へ向かっているのかもしれないと思いつつ、大好きなパンをスライスして食べる。
縁はびしっと反り返り、金属みたいに滑らかな側面のこのパンは、一瞬、近寄りがたいようなイメージもあるけれど、実はすごく滋味深くてあったかい。
空は雲ひとつない快晴の、シンと冷える土曜日の朝。
ベーシックなパンを食べながら、読みかけの本を持って久しぶりにデパートの屋上へ出かけたくなった。
by asian_hiro | 2006-01-28 10:11 | パンSPECIAL!! | Comments(10)
ameen's ovenのクロワッサン
春が来る前にどうしても、もう一度会いたいと思っていた。
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たとえば、チャイを飲んだらインドの赤い土を思い出し、大きなベーグルをかじったら、湯気が上るニューヨークのストリートを思い出す。
そんなふうに、食べものの味と香りは私のなかで、たえず世界のどこかへつながっている。

だから、ameen's ovenのクロワッサンを食べた瞬間、これが生まれたあのコウバの様子が、まるで1本のスライドショーみたいに目の前に見えたのは、きっと気のせいじゃないんだろう。
壁は白く、粉と酵母の香りがしみこんで、気持ちいい音楽が流れ、いつでも笑顔がそこにある。
片手にあまる小さなパンは、この上なくドラマチックな世界を秘めている。

でも、今度このパンに会うときは、白い壁を前にしてコウバの空気を思いっきり吸いたいな。
by asian_hiro | 2006-01-27 03:02 | パンSPECIAL!! | Comments(8)
大好きなパンと大嫌いな夜
先日、朝に目が覚めて、心に浮かんだ最初のことは、「ああ、(パンの)気泡を撮りたい」ということだった。
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そんなわけで買ってきた、ニコラのロデブ。
相変らずのみずみずしさが指にしっとり伝わって、「早くしなくちゃ水分が飛んでしまう!」と妙な慌しさを感じながらも、念願の気泡をパチリと撮った。

大好きなパンがそばにあっても、今日は世界で一番嫌いな、最悪の夜。
あの店が、東京で一番好きなあの店が、閉店すると聞いたのだ。
その料理を作る人も、そのパンを焼く人も、この世界にきちんと変わらず存在するのに、どうして私はあの場所に会えなくなってしまうんだろう。
大好きなパンと大嫌いな夜。
こんな日は早く寝てしまうに限る。
by asian_hiro | 2006-01-25 23:30 | パンSPECIAL!! | Comments(8)
ニコラの抹茶チョコソーダブレッド
初めてあなたに会ったのは、去年の夏、私がインドへ旅立つ前日のことでした。
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今朝、パンを前に写真を撮りながら気がつきました。
わたしはシャッターボタンを押してから、カメラが動きをやめる最後のときまで、ずっと息を止めているのです。
ピントを合わせては直し、また合わせ、いまだと思ったときにシャッターを切る。
そして、ふうっと長い息を吐くのです。

実はこの1枚のために、角度や位置を変えたりして何枚も、ときには何十枚も撮っているのですが、その間もずっと息を止めては吐きの繰り返し。
だから、写真を撮る前は「よし」とじゅうぶん気合を入れて臨みます。

たぶん、おおざっぱでいい加減な私には、息を止めないとパンの声が聞こえないんだと思いました。
特に、このお店のように繊細なパンを撮るには、息を詰めて詰めて、ぎりぎりの線まで下がらないと、声を残さず拾うことができないようです。
いや、たとえその線まで下がったとしても、まだまだ残してしまうパンの声も多いのですが。
きっと、ニコラのパンを毎日撮り続けたら、それはそれで幸せなことかもしれないけれど、私はいつか窒息してしまうだろうなあ。
そんなことを考えた、冬の朝のできごとでした。
by asian_hiro | 2006-01-24 23:16 | パンSPECIAL!! | Comments(14)
ZOPFのバターロール
実は昨日、このお店へも行ったのです。
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北小金にあるZOPF
つわものの友人たちは、朝ごはんをZOPFで食べ、昼ごはんをニコラ食堂でいただいたらしいが、風邪をひいていた私はおとなしくパンだけ買いに出かけて行った。
バス停からお店まで歩く途中、なんども凍った道で滑りそうになりながらヨタヨタと辿り着くと、カフェは相変らずの大にぎわい。
春も夏も秋も冬も、いつでもZOPFのカフェは居心地がいいけれど、ちょっと山小屋っぽい店内には、こういう雪の降った翌日のまぶしい昼間が一番似合うのかもしれないなと思いながら、守谷へ向かってお店を出た。
写真は大好きなバターロール。
歯切れがよく、コシのある生地はシンプルなのにリッチな香りで、これはぜひ、毎朝1ダースずつ届けて欲しい。

ところで、キミは誰?
by asian_hiro | 2006-01-23 23:32 | パン | Comments(14)
ニコラ食堂でランチ
雪の翌日は、みごとな快晴! 
こんな日は、昼間からシャンパンでもあけましょう。
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おなじみの「ニコラ」食堂
あ、このシャンパンの名前と同じだわ。

今日はすべておまかせのコースでいただきます。
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太いグリッシーニと細いバゲットの中間みたいなパンが付いた、前菜の一皿。
里芋とトマトソースのコンビは新発見!
ところでシェフ、ヒヨコマメのカレーのレシピを教えてもらえませんか。
(きっと、「それは秘密です」といつものように言われてしまうんだろうけど!)
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お魚は白菜に巻いて。
赤ワインのソースが、パンに合う。
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チキンは甘酸っぱいソースで。
そろそろおなかも満たされてきたというのに、パンが進んで困る!
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「まかないふうで」とお願いしたパスタ。
パスタの陰にも、生のほうれん草が敷かれている。
無農薬で栽培したその甘さにビックリ!
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陽もそろそろ西に傾きかけたところで…。
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デザートのタルト。
ジンジャー風味のサクサクタルトとぽってりしたクリームを、苦味のちょうどいいコーヒーとともに。

やっぱり、この食堂は夜もいいけど昼が好き。
そして、赤い壁を正面に見ながらゆったり座る、イスの席が好き。
食べ終えておしゃべりし、シェフたちに送られて外へ出ると、真っ赤な夕日が一本道のずっと向うに沈んでいた。
お店を名残惜しげに去りながら、「今度はいつ来る?」ってみんなで話すこの瞬間を、私たちは今年もたくさん迎えるんだろうな。
by asian_hiro | 2006-01-22 21:03 | パンSPECIAL!! | Comments(10)
雪を見ながら
東京は、雪の朝になりました。
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昨日、コーヒーをいれようとしたときうっかりと右手の甲に湯気を当て、やけどしてしまった。
急いで軟膏を塗ったものの、今朝見たらその部分だけ赤く痣になっている。
ああ、このまま痕が残ったりしたら嫌だなあと思いながらふと見ると、窓の外は一面の雪。
音のない静かな朝に、大粒の雪だけが上からどんどん降ってくる。
インド系南国育ちの私にこの寒さは辛いけれど、今日は一日外出の予定が入っている。
雪を眺めつつストーブのスイッチを点け、いつもより用心しながら、今朝も一杯、コーヒーをいれた。

写真は、昨日、耳鼻科の帰りに立ち寄ったパン屋さんで買ったベーグル。
反り返るほどエッジの効いたベーグルは、ものすごい弾力!
業務連絡。
ナオさん、あのパン屋さんは町の人たちにかわいがられ、どんどんパワーアップしていますよ。
by asian_hiro | 2006-01-21 09:13 | パン | Comments(17)
春の散歩コース
10年ほど前、突発性難聴にかかったことがある。
朝、起きたら右耳だけ耳鳴りがしていたが、それでもあまり気にせずに外出したら、どんどんひどくなってきて、そのうちなにも聞こえなくなってしまった。
こりゃおかしいと耳鼻科へ行くと、「あんた、あと少しここへ来るのが遅かったら、完全に耳が聞こえなくなっていたよ。あぶなかったねえ!」と、おじいさん先生は豪快に笑って言い、栄養剤の点滴など、てきぱきと治療を進めてくれた。
それ以来、耳鼻科となるといつもこの医院を頼っている。
待合室の壁紙はところどころ破けていて、よく言えば昔ながらの、はっきり言えばかなり古ぼけた医院だけど、このおじいさん先生に会えることだけが、花粉症の時期の密かな楽しみ。
どうか、いつまでもお元気で。
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今日の昼間、電車で2駅の距離にあるその耳鼻科まで自転車で出かけたあと、帰りにはちょっと遠回りして昨年オープンしたパン屋さんへ。
「タップナードカンパーニュ」には、オリーブ・アンチョビ・ガーリックのペーストが入っている。
また来週、おじいさん先生の耳鼻科へ行ったら、帰りにはこのパン屋さんへ寄り道しよう。
今年の春の散歩コースがひとつ増え、ちょっとうれしい。
by asian_hiro | 2006-01-20 16:43 | パン | Comments(12)