アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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カテゴリ:日々のこと( 734 )
ウイグルの親子の写真と虎屋のういろう
HPを作ろうと思っている。
というか、実は少しずつサーバにアップもしている。
内容は少ないし、これからどう変化していくかわからないので、「作りました!」と公表するのはまだ先になりそうだけど、とりあえず始めてみた。

今日は朝から写真の整理。
一度の旅行で100本近いフィルムを使うので、数だけは相当ある。
でも、今まで訪ねた国のなかでインドにいた時間が一番長かったはずなのに、その写真が全然ないのに驚いた。
毎日食べていたカレーの写真なんて2、3枚くらいしかない。
3ヵ月過ごしたリシケシュでは「渋沢食堂(仮名)」に3食通い続けたというのに、その料理が1枚もない。
どの景色もどの料理もどの人もみんな当たり前になりすぎて、写真を撮る気にもならなかったのだ。
たぶん今、インドの写真があったとしても、私はきっと見ないだろう。
見る必要がない。記憶と心にはっきりと残っているから。

逆に、一番多かったのが中国のウイグル自治区。
これは前回の長旅をスタートした地点だからかもしれない。
子供も青空も砂漠もシルクロードも、弾むように活き活きと写っていた。
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眉毛のつながっている子供たちがかわいくて、何度も何度もシャッターを切ったっけ。
あれから2年。
旅の思い出は温かくて心地いいふかふかのクッションみたいに、いつでも私を迎えてくれる。

オヤツも忘れずに…
by asian_hiro | 2005-05-29 18:20 | 日々のこと | Comments(14)
「あきらめる」ということ
インドのダラムサラという町で、日本人のお坊さんに出会った。
すごくおしゃべり好きな人で、あるときなどお茶を3杯飲みながら仏教のことや人生のこと、その町に暮らすダライラマや果てはサイババのことまでも、延々5時間以上語っていたことがある。
人の話を聞くのは好きだからそれほど苦ではなかったけれど、でもさすがにちょっと疲れたかなという頃に耳に入ったお坊さんの一言は、今でも私の胸に残っている。
「『あきらめる』ということはね、『あきらかにみる』ことからきているんですよ。
ものを歪めたりすることなく、事実をそのまま、ありのまま見る。
だから人間は『あきらめること』も大事なんです」

昔から「あきらめる」ことが嫌いだった。
ガンコだし、強情だし、意地っ張りだから、「あきらめる」のは他人にも自分にも負ける気がしていやだった。
だけど、それが本当に「あきらかにみる」ことからきているんだとしたら、それほど嫌悪するものではないのかもしれない。
認めたくないことも、受け入れたくないことも、きちんとあきらかにみられるということは、自分の心が強い証拠だ。
ぽっきりと折れてしまう鉄柱ではなく、すべてを包括する柔軟なしなやかさ。

昨日、大殺界かと思うようなことがあった。
本当は今日1日、友達と出かける予定があったのに、とてもそんな気分じゃなくて申し訳ないけどキャンセルさせてもらった。
このことも「あきらかにみる」ことができるようになったら、私の心はもっと豊かになるのかもしれない。

c0001023_21591695.jpg

この日の日記に書いた、ジャイサルメールの砂漠フェスティバルでの1コマ。
決して豊かではない暮らしぶりの彼らだけど、華やかな衣装はそれだけで凛としたたくましさを放っている。
by asian_hiro | 2005-05-28 22:10 | 日々のこと | Comments(6)
ニューヨークで会った彼女に
本が出ることをどうしても伝えたい人がいる。
その人には3年前、ニューヨークのドミトリーで出会った。
織物を仕事にし、ギター弾きの彼氏とカナダに住んでいる私より3つ下の女の子だ。
「織物がね、どうしても好きだから、これからもずっと続けていきたいの。
絶対に絶対にやめさせられたくないの」
彼女は静かに笑って言った。
「やめさせられる」。
自分でやめるわけじゃない。夢をあきらめるわけじゃない。
だけど、人生には「好き」だけじゃやっていけないこともある。
でも彼女は戦っていた。たぶん世間やお金や家族やいろんなものと。
彼女には自分の声が聞こえている。そして素直にその気持ちに従っている。
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今、私には私の声が聞こえているだろうか。
なにが欲しくて、なにがやりたくて、なにが見たくて、なにと出会いたいのか。
自分が自分と対話しなくて、いったい誰と話すのだろう。
「本が出るよ。なんとかやめさせられずに済んでいるよ」
彼女の編んだエスニック柄の織物のざらついた感触は、今でもはっきりと手のなかに残っている。
きっと彼女は今も、穏やかな笑顔で編み続けているんだろう。
by asian_hiro | 2005-05-21 00:11 | 日々のこと | Comments(6)
イラクに思う
「日本人の若い男が宿を出てイラクに行ったまま、帰ってこない」
彼からそう聞いたのはイエメンの首都、サナアでのことだった。
私はシリアからイエメンへ飛び、彼はヨルダンのアンマンからやってきた。
アンマンには有名な安宿があり、そこでは人数さえ集まれば「イラクツアー」が催行されているが、それはあのあたりを旅するバッグパッカーなら誰もが知っていることだ。
数年前、私もその宿に泊まったことがある。
古いビルの上階にあるそこにはひとつの広い居間があり、ストーブが赤々と燃えていた。
近くのモスクから日に5回アザーンが響き、毎朝決まって起こされた。
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by asian_hiro | 2005-05-11 00:10 | 日々のこと | Comments(4)