アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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カテゴリ:日々のこと( 734 )
作る
去年の初夏を思い出す。
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スーパーで大きな鯵が安く売っていたので
買ってきて、酢でしめた。
去年のこの時期も、思えば鯵をたくさん食べた。
鯵が終わると、今度は秋刀魚。
魚を丸ごと買ってきて、三枚におろすのが好きだ。

ニューヨークに住んでいたとき、
よく、チャイナタウンで鯖を買ってしめ鯖にした。
その話を、仕事でお世話になった高級寿司店の板前さんにしたら
「チャイナタウンの鯖なんて、生で食べちゃダメだよ!
泥を食って生きてんだから」と、言われたけれど
大きい鯖が1匹1.5ドルくらいで買えるので、
つい、何度も通ってしまった。
鯖のとなりでは、いつも岩のような食用蛙がこっちを見ていた。

少し先に食べるものを作るのが好きだ。
らっきょうの酢漬けとか、煮たまごとか、
去年の夏には青梅を数キロ買って、
梅酒や梅ジュース、梅シロップ、梅酢などをたくさん作った。
りんご酢に果物を漬けることに夢中になり、
いろいろな種類を作ったなあ。
プラム、ソルダム、オレンジとミント、
パイナップル、りんごとシナモン。
今年もたくさん作ろうと思う。

秋には栗を煮て、冬にはジャムを炊く。
春には山菜を調理して、夏には果実酢を作る。
こんなふうに1年が過ぎると、あっという間に時間が経って
去年とおととし、おととしとその前に
なんの違いがあっただろうかと思うけれど、
やっぱり、時は進んでいる。
過去は積もっていく。
経験は重なっていく。
ふたたび、同じ道は通らない。

去年、仕込んだ梅酒とプラム酒は
まだ、味見程度しか飲んでいない。
これから台所には、大きなガラス瓶がもっと溜まりそうだ。
by asian_hiro | 2015-05-11 22:34 | 日々のこと | Comments(2)
終わり
はじまりの前には。
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いつも通っていた銭湯が、廃業した。
「六十余年に渡り、お世話になりました」と
張り紙だけ、残っていた。
「終わらなきゃ、はじまらないんだよ」と
このあいだ、久しぶりにお酒を飲んだとき、
友だちが口にしたひと言が
あたまのなかに、蘇った。
by asian_hiro | 2015-05-02 02:37 | 日々のこと | Comments(2)
マクドナルド
たぶん、こころの隙間にも。
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雨と、雨の隙間に
駅前の、マクドナルドへ入った。
仕事と、プライベートの隙間、
コーヒー1杯で、気分を切り替えた。

最近、あまりコーヒーを飲まないのだけど、
3日に1度くらい、無性に飲みたくなることがある。
というより、コーヒーを飲む時間が好きだ。
ひとりだったり、誰かと一緒だったり、
過ごし方はいろいろだけど。

そして、いまは
あったかくて甘い飲み物が欲しい夜。
ひさしぶりに、牛乳をあたためて蜂蜜を落とした。
by asian_hiro | 2015-04-25 22:27 | 日々のこと | Comments(0)
視線
ひかりの方へ。
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ヨガクラスの最後、シャバアサナから
寝返りを打ってからだを起こし、
ゆっくりと目を開けると、床がぼんやり視界に入った。
ちょうどそこにひだまりがあり、
目線はすっと、ひかりのみずたまりに吸い込まれた。
足は、視線の先に進むもの。
そして視線は
おのずと、ひかりのあるほうへ向かうのだ。
「人生の岐路に立ったら、
ひかりを感じるほうを選ぶ」と、なにかで読んだことがある。
それはきっと、こういうことだったんだな。
by asian_hiro | 2015-04-23 22:40 | 日々のこと | Comments(0)
しばらく
花のつぼみが、開くまで。
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「しばらく」というかけ声とともに、
正義感あふれる武将がやってきて、
悪人に襲われているひとを救う、歌舞伎の演目。
根が単純なわたしは、こんな話がとても好きだ。

「しばらく」ということばには、時間の長さの決まりがない。
辞書をひいても
「さほど長くはないが、すぐともいえない時間がかかるさま」と、
「ある程度、長い時間が経過するさま」の、2つがある。
わかったような、わからないような感じだけど、
要するに、使い手と受け手の時間感覚がずれていて当たり前。
どっちつかずで、きっと、ちょうどいいのだろう。

春になったらやりたいことを考えながら、冬空をあおぎ見る。
花のつぼみが開くまで8時間半の暗闇が必要だと読んだのは、
いったい、なんの本だったかな。
開くまでのあいだ、いましばらく!
by asian_hiro | 2015-02-24 14:21 | 日々のこと | Comments(4)
春の芽
北国と関東の境目で。
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合掌のときの、手のかたちは木の芽のように。
ぴったりつけず、
ましてや押し合わず、
そっと重ねるくらいで、ちょうどいい。
by asian_hiro | 2015-02-23 21:13 | 日々のこと | Comments(2)
想像
近頃、「川」がキーワード。
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お風呂上がり、息を詰めるようにしてマニキュアを塗る。
色を二度、重ねながら
テレビも音楽もすべて消して、ただ、爪先に集中する。
布団に入り、夜中にふと目を覚ますと
なぜか、外から尺八の音が聴こえるんだ。
わたしは身じろぎもせず、北風のようなその音に耳を澄ます。

逆チョコ? 友チョコ? あるいは義務チョコ? 
わからないけれど、いただいたチョコレートを食べながら
湯のみで1杯、赤ワインを飲む。
最近、コーヒーを飲むのはドトールだけ、
家ではまったく飲みたいと思わなくなった。
部屋で飲むのは、ストロベリーティーか赤ワイン。
いったいなんだろうな、この変化。

近頃、縁があるのは川と草原。
今度、仕事にかこつけてちょっと遠出をすることにした。
川沿いの宿、目の前には緑の土手が広がっているらしい。
たのしみだなあ!
草原に寝転んで、まぶしいなあって言いながら太陽を見よう。
あまり飲みたいと思わなくなったコーヒーだけど、
こんなときには缶コーヒーだ、
倒れないようにそうっと置いて
昼寝しながら、雲の動きを追いかけよう。
そして、夜には水の流れを聴きながら眠るんだ。
いつものように、夜中に目を覚ましたって構わない。
目を開けても閉じても変わらない、
きっと暗闇が待っている。

そんなことを考えながら、約束の時間まで紅茶を飲んだ。
やっぱり、ドトール以外ではコーヒーを飲めないみたいだ。
by asian_hiro | 2015-02-20 22:00 | 日々のこと | Comments(2)
結ぶ
わたしと、そこを。
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この通りをまっすぐ行けば、たどり着く。
道筋が見えるって、すごいことだ。
by asian_hiro | 2015-02-19 23:44 | 日々のこと | Comments(2)
春の前に
叶っても感謝。叶わなくても、感謝。
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年末、ひょんなところで友だちになったひとが
いつも優しいメールをくれるのだけど、
決して筆無精ではないわたしでも、
そのひとの丁寧さには敵わなくて、
つい、返事を送るのが遅くなってしまっていた。
だけど今日、神社でとてもきれいな梅の花を見つけたので、
「おすそわけです」と写真を送ったら、想像以上に喜んでくれた。
「なんだ、こんなことでよかったんだ」と、
ふっと、肩からちからが抜けた。

*

わたしたちは、というか、わたしは
たいていのことを考え過ぎてしまい、
石橋を叩いて、叩いて、みごとに叩き割ってから
「ほらね、やっぱり危なかったのよ」と、訳知り顔で堂々と言う。
それはそうだ、だって、叩き割るまで叩くのだもの。
あたまのなかには、「石橋は割れる」という考えしかない。
いいイメージは浮かばない。

*

去年の夏から、ある本の制作を手伝っていた。
何度も取材を重ねるなかで、そのひとは
「決断の前で足が止まったら、
『最高のシナリオ』と『最悪のシナリオ』を考える。
世のなかのことは、だいたいそのふたつの間に収まるから、
なにが起こっても想定内になる」と言った。
その言葉がなぜかこころにひっかかっていて、
いったい、なにが気になるのだろうと、ずっと考えていたのだけど、
最近、ああそうか、わたしは
「最高のシナリオ」を想像することができないのだと気がついた。
「最悪のシナリオ」はなんとなく思い描くことができる。
でも、「最高のシナリオ」は描けない。
描けないというより、想像することに
こころのどこかでストップをかけているんだと思う。
「最高を想像してはいけない」「幸せを考えてはいけない」
「自分が幸せになってはいけない」「なれるわけがない」
結局、むやみに期待してしまっているのだろう、未来に。

先日、無事にその本が校了した。
同時にわたしも、
最高のシナリオを描くことを頑張ってみようと思った。
ヨガの本に「なんの種を植えたのかわからない畑に向かって、
マンゴよ、なれと言っても得られるはずがない。
マンゴの実が欲しいなら、
マンゴの種を植えなければならない」とあったことを、
最近、よく思い出す。
「最高のシナリオ」は、本当は最高でもなんでもなくて、
きちんと種をまいて、
それが順当に芽を出した結果なのだろうと思う。

*

年末から、ときどき銭湯へ行っている。
いつもお客のほとんどがお年寄りで、
正月前は、「うちは孫がたくさん来るから、
カボチャサラダとポテトサラダとマカロニサラダを
山盛り作ったのよ」とか
「にぎやかでいいわね、うちはひとりだから」
なんていう話を聞きながら
それぞれの食卓を想像した。
こんなふうに、なにげない会話を聞きながら
いろいろな情景を思い浮かべるのが大好きだ。
できることなら、わたしもその会話に混ざりたくて、
これがもしインドなら、
下手なヒンディ語を使って会話に加わるのに、と考えたりする。
このあいだ、銭湯へ行ったら
自前のたわしでタイルの目地を掃除しているおばあさんがいた。
わたしはその様子を湯船のなかから眺めていた。
おばあさんは一列分の目地をきれいにしてから
満足げに、シャンプーやリンスをまとめて
脱衣所へ引き上げていったのだけど、
扉のところで、だいじなたわしを落としてしまった。
おばあさんは気づいていない。
わたしは湯船から上がって裸のままたわしを拾い、
「これ、落ちましたよ」と脱衣所と浴室の境で大声を上げた。
おばあさんは、あらあらという顔をしながら
「ありがとう」と、にっこり笑った。
満月みたいな、笑顔だった。

うちの近くには数軒の銭湯があるが、
わたしがよく行くところは、うちからいちばん遠い。
そこへ行くまでには、
八百屋も、魚屋も、豆腐屋も、パン屋も、古道具屋も、なんでもある。
そんな道のりも大好きだ。

*

8年、書き続けた雑誌が、次号で終わることになった。
毎号、巻頭に載るエッセイのような文章を書いていて、
もう50回にもなる。
「次で、最後」
そう思いながら、今度はなにを書こうか考えている。
「次で、最後」
そう思うと、どうにもせつなさとかさみしさとか、
そんな感情しか浮かんでこないのだけど
最後だからこそ、礼儀ただしく終わりたい。
長年住み慣れた家をピカピカに磨き上げて、
「お世話になりました」と去るように、気持ちよく幕を閉じたい。
これまで書いた50回分の原稿を、
わたしはほとんど読み返したことがない。
だけど、もしいま読んだら、
それぞれを書いたとき、こころを占めていたさまざまな感情を
ありありと、思い出すことができるだろう。
それくらいわたしにとっては、
毎回、こころの奥深くから絞り出すようにして書いた原稿だった。

*

去年くらいから、なんだか体調がおかしいなと思うことがあったので、
来月は思い切って、自分のメンテナンスに当てることにした。
夏からお手伝いしていた本のなかにあった言葉、
「傷ついて、気づいて、築く」。
人生で起こることは、なんでもそのとおりだなと思う。
インドにいるヨガ仲間は、いつも
「叶っても感謝。叶わなくても、感謝」と言う。
わたしも、そんな気持ちで毎日を過ごしたい。
そんなふうに暮らせたら、どんなに心地いいだろう。

*

さっき、八百屋でポンカンを買った。
デコポンと迷ったけれど、
「これ、お勧めだよ!」というおじさんの声につられ、
小粒のポンカンを手に取った。
最近は、菜の花やふきのとうなど、
苦みのある春野菜がとてもおいしい。
冬眠あけの動物は、まず、苦みのある野菜を食べて
冬のあいだ、体内にたまった毒素を排出することから
活動をはじめるという。
さて、わたしもそろそろ始動だ。
春は、すぐそこ。
梅の花のもも色が、日に日に色濃くなっていく。
by asian_hiro | 2015-02-14 20:42 | 日々のこと | Comments(8)
豊洲
いつでも、完成はしない。
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あたまのうえの、ふたをあけて
真っ青なそらを見よう。
天井なんて、もともとどこにもなかったのに
勝手にふたをしていたんだなあ。

ゆりかもめで、有明へ。
浜松町から乗るモノレールと同じくらい、
大好きな乗り物。
by asian_hiro | 2015-02-03 23:32 | 日々のこと | Comments(4)