アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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10年間のおしまい
Be happy!!
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久しぶりに、バイクに乗った。
キックしてエンジンをかけ、いつもと違ったことがしたくなって
高速を走ってみた。
夕暮れの東京を走りながら、
世界には、とても気持ちよい空気が流れているのだと思った。

*

先日、電車に乗っていたら、偶然ヨガの先生と会った。
ふたりきりで、長く話すのははじめてで
最初、ちょっとぎこちなかったのだけど、
「あなたがいるから、あのスタジオ、続けているんです」
と、わたしが言うと、想像以上に喜んでくれた。
機会があったら、ずっと言いたいと思っていたこと。
それを伝えただけなのに、こんなに喜んでもらえるなんてと、
なんだかとてもうれしくなった。

*

「最近、わたし、やさしくなかったなあ」
あるヨガスタジオで、主宰者を取材していたとき、
クラスを終えたばかりの会員さんが
話している声が耳に入った。
わたしも、その気持ちはよくわかる。
ヨガをしていると、
自分のこころがずいぶん尖っていたことに気づくときがある。
こころは、放っておくと尖ったり、すり減ったりして、
たやすくでこぼこになってしまうみたいだ。
そのトンガリをやさしく包み、すり減っている部分に手を当てて、
そしてまた、まるいこころを取り戻す。
わたしにとって、ヨガとはそんな時間なのだと思う。

*

「それを学ぶ時間は、もう、終わったのです」
インドで師事している3人の先生のうち、
いちばん最近、習い始めた先生はときどきこう言う。
もう、次のステップに来たのだから、
たとえ、できていないとしても、
いまは、それを練習すべきではないと。
「過去のことを何度も思い出して、
自分をdefeatするのは愚かなことだ」
あるとき、先生はそう言った。
どういう脈絡でその言葉が出たのか、覚えていないけれど、
そのひとことは、わたしのこころにずいぶん深く突き刺さった。
毎日、思い悩むことのほとんどは、
どれだけ考えたって、こたえが出ないことばかりだ。
そもそも、一度、「こうしよう」と決意しても
「やっぱり…」と後戻りしてしまうのだから、
こたえなんて出ないのだ。
でも、「それを考える時間は、もう、終わったのだ」と
ひとつひとつ、とびらをガシャリと閉めていけば
わたしの場合、悩みの9割は減るような感じがする。
もう、戻らない。
一度、腹をくくったのなら。

*

ずっと、曲名を知りたかったうたがある。
ときどき、ヨガのレッスン中やスタジオで流れている曲で
淡々と進んでいく和音と、まっすぐな歌声がこころに残る。
なんとかして、曲名を知る方法はないだろうかと
あれこれ手を尽くしていたのだけど、
昨日、ほんの偶然からその曲名を知った。
うれしかった。これだと思った。
それ以来、その音楽ばかり繰り返し聴いている。
元来、好きな音楽は何度でも聴く性分だ。
まるで、世界からその音楽以外、みんな消えてしまったみたいに、
何度も何度も、リピートする。
このうたを聴いていると、
こころが感情の波で洗われていくのがわかる。
やさしさと、愛しさと、とても大きな、さみしさの波。

*

想いには、かたちがない。
だから、ひとは想いを行動で表そうとする。
あるひとは、その想いをうたで表現するかもしれない。
あるいは、ことばで。あるいは、おいしいごはんで。
あるいは、花束で。あるいは、ジョークで。
あるいは、手を握ったり、抱きしめたりすることで。
あるいは、ただ見守るという行為で。
それならいったい、わたしはなにで想いを表そうとしているのだろう。
自分のために学ぶヨガ。
自分のために聴く音楽。
自分のために作る食べ物。
自分のために書くことば。
そこに、なにがあるのだろうか。

*

数回、10日間の瞑想合宿に参加したことがある。
1回目はインドで、そのあとは日本で行ったのだけど、
なにも話さない、ひとと目も合わさない、
朝6時から夜9時くらいまで、
ひたすら目を閉じて座りっぱなしという毎日では
たえず、いろいろな感情が浮かび上がっては消えていった。
3回目に参加したときだっただろうか、
10日間を終え、いよいよ沈黙明けというときに
瞑想を指導してくれた先生が、参加者に向かって
"Be happy!"と、笑顔で言った。
その瞬間、わたしのなかの、
なにかの窓が開いたみたいに、重いなみだがぽったりと出た。
今日の夜、友だちとお酒を飲んだ帰り、
家までひとりで歩きながら、なぜか、そのときのことを思い出した。
そして、Beの主語は、自分じゃないかと初めて気づいた。

*

このブログを書き始めて10年間、
たくさんのひとにお越しいただきました。
どうもありがとうございました。
更新は、これでおしまいです。
ずっと考えていたことですが、
そろそろ、あたらしいステージへ行ってもいいかなと思いました。
この10年間のうち、もっとも印象に残っているのは
ニューヨークで書き続けた1年間。
ずっと憧れていたニューヨークでようやく仕事を見つけ、
はじめてのひとり暮らし。
うれしくて、キラキラして、
さみしくて、しんどくて、辛くて、それでも楽しくて、
毎日のいろいろな感情を、このブログに書き留めたことを
つい、このあいだのことのように思い出します。
ニューヨークへ行く前も、そして、帰国してからこれまでも、
たくさんのことばをありがとうございました。
また、どこかでお会いする日がありますように。
みなさん、お元気で。
ありがとうございました。
by asian_hiro | 2015-08-30 00:01 | Comments(37)
符号
川沿い、夕暮れ、ベランダでたばこを吸うひと。
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取材まで、1時間ちょっとあったので
駅前のドトールに入り、コーヒーを注文した。
そこは、初めて下車した駅だった。
名前は知っていたし、成田空港へ向かうとき
何度も通過したことはあったけれど、降りたのは初めてだ。
コーヒーを飲みながら、iPhoneで地図を見ていたら、
すぐ近くに大きな川が流れていることに気がついた。
カップにコーヒーが半分以上残っていたけれど、
地図を見ていたら、どうしても川のそばを歩きたくなった。
いったんそう思ったら、おとなしく座ってなんていられなかった。
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歩き始めて5分も経たないうち、川に行き当たった。
がっちり堤防で固められていて、背伸びしないと川が見えない。
でも少しだけ離れると、向こう岸まできれいに見えた。
道路から一段下がったところにアパートがあり、
2階の角部屋のベランダで、男のひとがたばこを吸っていた。
毎日そうやって、川を眺めながらたばこを吸うのだろうかと
そのひとの日常を想像する。
ちょうどわたしが部屋のベランダから
東京タワーを眺めるのと同じように、
あのひとは毎日たばこを吸うのだろう。
たぶん、こんな感じで夕日を見ながら。
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今度、ヨガスタジオをオープンする知人に頼まれて
ここ数日、ウエブサイトに載せる文章を考えていた。
いろいろアイデアは浮かんでも、なんとなくおさまりが悪くて
ああでもない、こうでもないと
行ったり来たりを繰り返していたのだけど、
コートを脱いで片腕に持ち、まっすぐ川沿いを歩いているとき
ひさしぶりに、ふっとこころに落ちてきたものがあった。
立ち止まってかばんからiPhoneを取り出し、
メモ帳に書いて、そのまま送った。
夕暮れ、川のそばを歩きながらヨガの文章を考える、
これ以上、最高のシチュエーションはないと思った。
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先日、たまたま耳にした音楽は
“The Bicycle and the Boardwalk”というタイトルで
これも、この環境にぴったりだと思った。
地図で川と橋を見たときから、もしかしてわたしは
過去にこの橋を渡ったことがあるかもしれないと思ったのだけど
実物を前に、間違いなくわたしはここへ来たことがあるのを確信した。
なんだか、ぴたりぴたりと、いろいろな符号がそろっていく。
そろそろ駅に戻ろうかと振り返ると、
ずっと向こうにスカイツリーが霞んで見えた。
by asian_hiro | 2015-02-12 22:35 | Comments(2)
パンと詩
焼くのも、書くのも、食べるのも。
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そのインド人のおばさんは、道端でパンを食べていた。
ぼろぼろのサリー、伸び切った髪の毛、
見るからに、家のないホームレスだとわかる。
パンを食べる勢いがあまりにもものすごく、
通りの反対側から、その様子を見ていたら
わたしに気づいたおばさんは、パンをわたしに見せ、
「食べる?」と聞いた。
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たったひとつのパン。
でも、ふたつにもみっつにも
みんなで分け合うこともできる。
生地をこねて成形し、オーブンへ入れるのもひとの手。
パンをちぎり、だれかに「はい」と渡すのもひとの手。
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先日、パンと音楽と詩のイベントに参加した。
おもえばこの3つ、わたしの人生のほとんどを占めている。

ameen's ovenのベーグルが、
新宿にある Cafe★Lavanderia で食べられるようになりました
by asian_hiro | 2014-09-01 21:29 | Comments(2)
カヤバ珈琲のたまごトースト
せみの声が響き、お線香の香りが流れる町。
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朝10時、遠来の友だちと日暮里駅で待ち合わせをした。
気持ちいい夏の風に吹かれながら
日暮里、千駄木、そして、谷中の商店街へ。
お互い、あまり頻繁に連絡を取るタイプではないけれど、
並んで歩けば、空白なんてすぐに埋まる。

カヤバ珈琲のモーニング、たまごトーストとアイスコーヒー。
もし、わたしがこの近所に住んでいたら、
日当りのいい2階の座敷席の、いちばん端っこに陣取って、
毎朝、通りを見下ろしながら、このトーストを食べるだろう。
by asian_hiro | 2014-07-20 20:07 | Comments(4)
空き時間
両手の指から、時間とことばが溢れて落ちる。
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取材と取材の空き時間とか、
撮影と打ち合わせの空き時間とか、
とにかく、わたしの仕事はとても空き時間が多いので、
その時間を有効に使うワザなら、いくらだって持っている。
次に書く原稿の構想を練ったり、
前日に書いた原稿を推敲したり、
合間に日記を書いたり、本を読んだり、
それからもちろんコーヒーを飲んだり、
そんなふうにして過ごしたら、
2時間や3時間なんてあっという間に過ぎてしまう。
「両手からこぼれるほどたくさん時間がある」っていう感覚が好きで、
「次の約束まであと2時間もある、何をして過ごそう!」って
胸を躍らせて考えるのが好きだ。

人生の空き時間。
たぶん、わたしの空き時間には
無数のことばがぎっしり詰まっているんだろうなあ。
by asian_hiro | 2013-09-09 23:07 | Comments(4)
ameen's ovenのマンゴーベーグル
夏の好きなもの、100選。
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早朝、ドアを開けて全身が風に包まれた瞬間、
「ああ、今日の風はあの町のあの風」って考えることが大好きだ。
たぶん、わたしの記憶のなかには
「風」というインデックスがあって、
いまの風を頼りに、過去の風を思い出すことができるのだと思う。

散歩の途中に見かけるあさがおも大好きだ。
赤、青、特に白いあさがおを見つけたときは、ラッキーって思う。

散歩から帰り、
冷蔵庫から取り出したばかりの冷たい牛乳をコップ1杯飲んでから、
トースターでパンを焼く。
ちょっと落ち着いたところで、お湯を湧かしてコーヒーを淹れ、
洗濯して掃除して、それから原稿を書いたり取材の準備をしたり、
つい、あとまわしにしてしまいがちな請求書を片付けたりして、
そんなこんなで、もうお昼。

夏の午前中は、とても長いようで短くて、
だけど、そのなかには大好きな瞬間が
ぎゅぎゅっといっぱい、詰まっている。

ameen's ovenのマンゴーベーグル。
真夏という標的の、どまんなかに矢を放ったような、
そんな、あまくてとろけるゆめの味。
by asian_hiro | 2013-08-01 22:28 | Comments(6)
ZOPF
パンと、パン。
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晴れた土曜日、
気持ちよく、
パンとコーヒー、
散歩とバス、
それから、ふたたびパンと
もう1杯のコーヒー。

ZOPF
by asian_hiro | 2013-05-18 19:56 | Comments(8)
大晦日に
Everyday start again.
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朝、今年最後のヨガへ行くと、先生はこう言った。

"fear"の理解にはふたつある、
ひとつは、目の前にあると認識すること、
もうひとつは、受け止めて乗り越えること。
今日のテーマは、"beyond fear"だ。

目の前にある恐怖を恐怖だと認識し、
それを受け止める覚悟が出来てしまえば、
それはすでに、恐怖ではない。

たぶん、すべてがだいじょうぶ。
心配することなど、どこにもないし、
「だいじょうぶだ」と語ることに、なんにも根拠がないことが、
いちばんの根拠なのだと思っている。

may all beings be happy.
世界中のあらゆるいのちあるものに。
来年は、もっともっと、いい年にしよう。
by asian_hiro | 2012-12-31 16:36 | Comments(6)
basics
予期せずとも、やってくる。
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time for me to return to basics
そろそろ、そんな頃だということは
たぶん、自分自身でわかっている。

いつだって
go with the flow なのでね、
流れは、逆らわない。受け止める。

写真は、前回のインドで食べた豆カレー。
青唐辛子をかじりながらこのカレーを食べ、
それから、真夜中の空港へ向かったのだ、日本へ帰ってくるために。
by asian_hiro | 2012-12-05 00:09 | Comments(6)
anything is possible
ススキが見頃のうちに。
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昨晩、突然歯が痛み出し、ほとんど眠れなかった。
朝いちばんで近所の歯科医院に駆け込み、診てもらったら、
やっぱりあの、「いいな」と思った歯医者さん
「これじゃ、だいぶ痛かったでしょう! よく我慢したねえ、
我慢強いんだねえ、あっ、別に褒めてるわけじゃないよ」
と、あっけらかんと言った。

治療のあと、1時間バスに乗って外出。
青空を見上げながら、ぼんやり考えごとをしていたら、
つい先日、小田急線のホームで見かけた
仙石原のススキのポスターをふと思い出した。

昨年の今ごろは、
インドでアーユルヴェーダのパンチャカルマを受けていた。
あれから1年、
体からも、心からも、いったんすべてきれいに流したはずなのに、
わたしはまたずいぶんいろんなものを溜め込んでしまったみたいだ。

もう、ホントにいろんなことがどうでもいいなあ、
なんでもいい、こだわらない、anything is possibleだ。
ともかくは。
ススキ野原を見に行こうかなあ。
by asian_hiro | 2012-11-10 22:52 | Comments(0)