アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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市場
1年に1回くらい、スイッチが入ったように仕事をするときがあってさ。
朝から晩までずっと、なにかが頭のなかを走ってるんだ。
疲れたとか、もういやだとか思わないうちに、
次のことに手をつけてしまおう、っていうような勢いで。
え、それ以外のときはスイッチオフなのって?
まあ、深いことは突っ込まないように。
c0001023_23582862.jpg

ある金曜日、仕事から帰る途中に新宿のスバルビルの前を通ったら
関西方面に行く夜行バスがとまっていてさ、
聞いたら、空席があるから乗ってもいいって言うんだよね。
迷わず乗ったよ。
靴はヒールのあるパンプスだったし、
手には書類のいっぱい詰まった鞄を持っていたけどね。
なぜだろう、このときもきっとスイッチが入ったんだよね、
旅っていうスイッチが。
c0001023_23585151.jpg

朝6時前に京都に着いたら、吐く息が白くって。
どうしよう、とりあえず朝から開いているところって思ったら
ここしか思い浮かばなかった。
市内にある錦市場。
まだ朝早かったから、やっている店はそんなに多くなかったけれど、
それでも、漬物屋のおじさんは樽を店先に並べていたし、
外国人の旅行者は、がらんとした通りの真ん中で写真を撮ってた。
わたしは書きかけの書類が入った鞄を右手に持ち、
自販機でコーヒーを買ったよ。あったかかった。
そのとき、わたしは再びなにかのスイッチが入った気がしたんだ。
場所が変わっただけ、格好も持ち物もわたしはなにも変わっていない。
それでも、なんていったらいいのかな、
ひとつの部屋の電気を消して、
次の部屋の電気を点けたみたいな気がした。

電気ってさ、いまいる部屋だけが点いていればいいんだよね。
さっきまでいた部屋や、これから向かう部屋は
暗いままでいいのかもしれない。
みんな明るいから、きっと目がチカチカしてしまうんだ。
いまの、この部屋の電気だけ点けていればいいんだって
早朝の市場のどまんなかで、そんなことを思ったよ。

いま、目の前に夜行バスがとまっていても
わたしは乗らないと思うけれど、
万が一、またスイッチが入ってバスに乗ってしまったら、
今度は八ッ橋でも買って来るよ。
お茶を煎れて、いっしょに食べよう。
もし、スイッチの入るタイミングがわたしとあなたで同じだったら
ふたりでバスに乗るのも、いいかもね。
ふたりで同じ部屋のなか、点いている電気はひとつだけで。
by asian_hiro | 2008-10-24 00:28 | 日々のこと | Comments(12)
Commented by レオナルドくん at 2008-10-24 00:47 x
何となく分かる気がします。
今までと何ら違いがないはずなのに、空間が変わると思いもかわり
行動もそれに従い変わる・・・みたいな。

これから向かう部屋に明かりがついてたら、私は怖くて入れなくなってしまうと思います。
さっきまでいた部屋も暗くていい、だって戻る事は無いんですものね。

Commented by FX at 2008-10-24 17:01 x
その気持ち、同感です^^
とても面白い、独り言で思わず聞き入っちゃいました♪♪
また、遊びにきま~す!!!
Commented by gon at 2008-10-24 19:37 x
少し前
目の前に各駅停車の電車のドアがあって、
初乗り切符だけもって乗車したことがありました。

同じ顔をした、色気のない都会の街並みが窓の外に流れ

ぼーっとみていると、大きな川。
ガタンゴトンと鉄橋を渡っていくと
いつのまにか目の前は海岸線。

うわーって気持ちで結局終点地まで乗っていたことがあります。

さすがに車掌さんに「切符は?」と聞かれないかと心配になっていたけれど、そういうときは旅の天使がウィンクしてくれたようで

問題なかったな。

今は時間に追われる毎日。
でもふと数時間、あくことがあります。

24の映画じゃないけれど・・・

時計の秒数に支配されない
心の流れと自然の流れの生活。

たまには手にいれたいな・・・。




それが旅なんですけどね。
Commented by じゃり at 2008-10-25 13:12 x
じゃりは今暗い暗い中でスイッチ探してる感じがする。もちろん次に行くかもしれない部屋も真っ暗。何も見えない。
苦しいし不安だけど、明かりがついていた部屋に戻ろうとは思わない。

何かスイッチが入るきっかけやヒントがいつか見つかるのかな・・・
Commented by asian_hiro at 2008-10-26 10:04
>FXさん
コメント、ありがとうございます。
ときどきどんよりした独り言のこともありますが、
ぜひ、またお立ち寄りください!
どうぞよろしくお願いします。
Commented by asian_hiro at 2008-10-26 10:06
>gonさん
「旅の天使がウィンク」、そう感じることってありますね!
行き先を決めず、切符も持たず、
気ままに景色を眺め続けるだけの旅、わたしも大好きです。
タイではよく市バスに乗って、延々と町探索をすることが
あります。
どこへ連れて行かれるかわからないのですが、
どこまで行っても同一料金というバスに揺られて終点まで。
そんな無重力の感覚はいいですね。
Commented by asian_hiro at 2008-10-26 10:08
>じゃりさん
明かりがついている部屋に戻ろうとは思わないなら、
それはきっと、いまの部屋でスイッチを探すことが
できるんだろうね。
わたしはつい、遠くの明かりばかり見てしまい、
いまの部屋のスイッチを見失ってしまうような気がします。
じゃりさん、おぢさんのインド料理を食べに行きましょう!
ひさしぶりにお会いしたいです。
Commented by mamakarin at 2008-10-26 12:57
偶然のような必然のような予定外の旅
こんな風に国内でも身軽に旅行されるなんてすごい、素敵だなぁ!
社会人生活をしてると特に思い切った行動をするには
勇気がいると思うのです。

「ひとつの部屋の電気を消して、
次の部屋の電気を点けたみたいな気がした。」
この部分がすごく、印象的でした。
はっとするこの感じ、なかなか体験できないですよね。

Commented by じゃり at 2008-10-26 20:41 x
おぢさんの店、家から徒歩圏だからいつでも★
Commented by asian_hiro at 2008-10-26 21:28
>mamakarinさん
うれしいコメント、ありがとうございます。
暴露すると、高校生のころから想定外の旅に出て
授業をさぼっていたわたしです(笑)
旅といっても、新宿から中央線をずっと下ってみるとか、
バスを適当に乗り継いでみるとか、
そんなレベルのものでしたが、
いまでもそんな冒険をしたくなるときがあります。
わたしは今日、ひとつ決意をしていることがあり、
それはまさに、電気を消してつけるという行為を伴うものです。
自分に嘘をつかないためにも、
しっかりスイッチの位置を確認し、確実に押そうと思います。
Commented by asian_hiro at 2008-10-26 21:29
>じゃりさん
いいね! では、2次会はじゃり邸で(笑)
Commented by asian_hiro at 2008-10-26 22:08
>レオナルドさん
さっきまでいた部屋に戻ることはない、
ちょっと、どきっとする言葉でした。
わたしはそこに明かりがついていたら、
確実に戻りたいと思ってしまうだろうし、
明かりがついていなくても、
その暗がりになにかいいものがあることを期待して、
また、戻りたくなってしまうと思います。
振り返ることはあっても、いつも足を前に向けたいと
そんなことを思いました。
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