アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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ホテルスリヤ
ときどき帰りたいと思うのは、たとえばこんな夜。
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夜風に乗って、ガンジス川の向こうの寺から声が響く。
はじめはなんと言っているのかわからなかったけれど、
となりにいたインド人の友人に尋ねたら、
それは、スワーハという真言だと教えてくれた。
ひとりの僧侶がマイクを通して「スワーハ」と言い、
そのあとで大勢が地響きみたいに「スワーハ」と声を返す。
何千、何万年もの間、
ひとと神の世界を結んできた、不思議な響きを持つ言葉の波が
夜の闇をふるわせた。

インドのリシケシュで3ヶ月間過ごした「ホテルスリヤ」には、
2階にとても大きなテラスがあった。
夜、眠るまでのわずかな間、
ぽつりぽつりとあかりが灯るだけの山間の町並みを
傾いた椅子に座って眺める時間が好きだった。
「スリヤ」とは、ヒンディ語で太陽のこと。
だけど、いま振り返ってみればこの宿での思い出は、
暗闇に艶光りするガンジス川とか、
ざわざわ揺れる、生き物みたいな木立の影とか、
乳白色の天の川とか、
なにか、得体のしれない大きなものがじっと息をひそめているような、
夜の印象が、なぜか強い。
by asian_hiro | 2008-07-27 10:13 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(6)
Commented by とろりす at 2008-07-27 13:40 x
ため息が出るようなきれいな景色。
こんな色を目の当たりにしたら、私はきっと生きていてよかったと
感じるのだと思います。
Commented by masa_kanpon at 2008-07-27 23:50
僕はコーランが流れるコタバルのナイトマーケット、メノラゲストハウスの屋上に時々帰りたくなります。
Commented at 2008-07-28 00:17 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by asian_hiro at 2008-07-28 01:29
>とろりすさん
人生には、「生きていてよかった」と思うシーンが
いっぱいありますね。
初めて入ったお店でコーヒーがおいしかったときとか、
パンがちょうどいい具合に焼けたときとか、
たまたま手にした桃が抜群の熟れ具合だったときとか。
…食べ物の話ばかりですが(笑)
Commented by asian_hiro at 2008-07-28 01:30
>masa_kanponさん
先日、夕方に町を歩いていたら
ふと、コーランが聞こえたのです。
もしかしたら、それはコーランじゃなかったかもしれません。
でも、わたしはコーランだと思いました。
一瞬、心がマレーシアやインドネシアや中東の国々へ
飛びました。
耳や鼻で感じる信号は、いつでも旅の世界へ連れて行って
くれますね。
ときどき、置き去りにされたりもしますけれど。
Commented by asian_hiro at 2008-07-28 01:32
>鍵コメントさん
いま、自分自身でその記事を振り返ってみました。
あのときの文章が、鍵コメントさんに
とても大切にされているのだと思ったら、
本当にうれしくなりました。
あの記事を書いたわたしを褒めてあげたいくらいです(笑)
これからも遊びに来てくださいね。
どうもありがとうございました。
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