アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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キッチン
いま、必要なもののすべて。
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「この世で一番好きな場所は、台所だと思う」と言ったのは、
「キッチン」の主人公、みかげだった。
ずいぶん前に読んだきりだから、あまり内容は覚えていないけれど、
なぜかそのセリフだけは
今でもキッチンに立つたびに思い出す。

その本を読んだ当時はキッチンに立つといっても、
せいぜいクッキーを焼くときくらいだったから
あまりピンとこなかったけれど、
今なら、みかげの気持ちがよくわかる。
キッチンにいるだけで
なにか、約束のようなものが交わされる気がするのだ。
それはもしかしたら、
とりあえずそのエリアにいる間は何物からも守られるという
根拠のない交換条件かもしれないし、
あるいは、狭い小宇宙みたいな空間が
すべてわたしのものという満足感なのかもしれない。

なにも予定のない日曜日。
一日のうち、半分は台所に立ち、
今夜のごはんと、明日の朝ごはんと昼のお弁当の準備をし、
その合間にベーグルも3回焼いた。
片付けをしてから小銭入れだけをポケットに入れ、
川に沿ってぐるりと遠回りをし、
2時間あまりの散歩にも行った。
夕方、部屋に帰ってコーヒーをいれ、
ハーシーズのチョコレートでひとやすみもした。
とりたてて変わったことのない日曜日でも、
なにか、張りつめていた空気がすっと抜けていくような気がしたのは
たぶん、キッチンの魔法なんだと思う。
by asian_hiro | 2008-05-12 09:22 | ニューヨーク生活・日々 | Comments(8)
Commented by じじ at 2008-05-12 10:53 x
キッチンにいることが「しょうがなく」じゃなくなったのは、
ここ2,3年のことです。
それってようやく自分の家を見つけたんだなあ、ということにも
つながりそうですね。

と、今日のhiroさんの文章で感じました。


時に、本場でベーグル食べまくりながら製作するベーグルは、
日々美味しくなっていきそうですね~。
Commented by b_nomad at 2008-05-12 14:55
思えばいつも住処はキッチンなのかも。
キッチンのテーブルにノートと筆記用具、パソコン、本、
必要なもの全部置いて、手を伸ばせばすぐにお茶もいれられるし、
煮物をしていても焦がさなくてすむな、なんて。
単なる不精とも言いますが、一番落ち着きます。

ポケットに小銭だけ入れて出かけるの身軽でいいです。
それでフンフン鼻歌なんか歌ったりして(笑)
hiroさんの日曜日が目に浮かびます。
Commented by mozukun11 at 2008-05-12 22:03
私にとってキッチンは、アトリエのような感じ。
料理をすれば新しい自分に出会い、コーヒーを飲むだけの小さな喫茶店にもなる。お客がくればおもてなしでキッチンはフル稼働。
喧嘩してキッチンの床に座って寝ちゃったこともある。
すべてをリセットできる場所。

キッチンに魔法はあると自分も思いますよ☆
Commented by asian_hiro at 2008-05-13 09:43
>じじさん
帰国したら、じじさんのお家に遊びに行ってもいいですか?
ポラロイドのカメラを持って、お邪魔したい!
そのときは、じじさんの手料理を楽しみにしています。
マレーシア料理がいいな(と、リクエスト)。

本場のベーグル、思ったより食べていないのよー。
自作のしょぼいベーグルが9割なので、
あまり、上達していません…。
Commented by asian_hiro at 2008-05-13 09:56
>b_nomadさん
住処がキッチン、すてきですね。
わたしも、キッチンには夢があります。
長くなるので、ここでは割愛しますが(笑)
b_nomadさんのように、必要なものをすべて置いた
小宇宙的空間が大好きです。
たぶん、わたしも無精者のなかまですね(笑)
Commented by asian_hiro at 2008-05-13 09:58
>mozukun11さん
アトリエという感じ、よくわかります。
キッチンは、必ず何かを生み出してくれる空間ですよね。
たとえ、妙な行き当たりばったりの料理でも(これは
わたしの場合です…)。
ケンカをしてキッチンの床に寝ちゃうmozukun11さんが
とてもかわいらしく思いました。
でも…寒かったでしょうね。腰も痛かったでしょうね(笑)
Commented by rei at 2008-05-13 16:42 x
「キッチン」は旅行に行く時に必ず持って行く1冊です。何度読んでも飽きないのです。
最近やっと自分の狭いキッチンが出来たので、そこにスツールを置いてお茶を飲んだりボーっとするのが習慣になっています。^^
Commented by asian_hiro at 2008-05-14 09:41
>reiさん
吉本ばななの小説のなかで、わたしが一番好きなものは
「サンクチュアリ」です。
なんとなく、この本を読むと哀しくも清々しい気持ちに
なります。
正直なところ、キッチンは二の次くらいだったのですが
いま、無性に読みたくなりました。
狭くてもキッチンは自分だけのお城! 
大切にしたい空間ですね。
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