こどものわたしと、とおくのあなたへ。
おとなになったら、なやみがなくなるなんて、うそ。
まいにちまいにち、おなじようなことをぐるぐるとかんがえては
つまずいたり、まよったり。
それでもじかんがたてば、はるもなつもくるんだから
ほんと、ついていくだけでせいいっぱいだよね。
でもさ、きっとそのうち
この「せいいっぱいなかんじ」がたのしくおもえるときがくるから、
まちがいなく、そのときはくるから、
まあ、あきらめずにがんばってよ。
わたしもこっちのせかいでがんばるからさ。
ときどき、ゆめのなかでおたがいのせかいを
いったりきたりしながら、
ここぞってときに、ほんもののちからをつかえるように、
ゆっくりゆっくり、まえへすすもう。
わたしは、あなたががんばっていることを
いちばんよく、しっている。
あなたががんばっているというそのじじつが、
わたしにとって、はげみです。