わたしの夢は。
インドに、ログハウスを建てて暮らすこと。
住みたい町も、理想の家も、もうすでに心のなかでは決まっている。
友人は、「インドみたいな気候の国で、ログハウスなんか無理だよ」と笑うけれど、きっといつか、と夢見てる。
夏には涼しい風が部屋を吹き抜け、冬には薪ストーブが燃えている。
天井は高く、太い梁が色あせている。
いつ、誰が訪ねてきても、ようこそという気持ちで迎えられるように、お茶とお菓子は欠かさない。
テラスからは山と川が一望できる。
市場にも歩いて行ける。
毎朝、わたしはその日に食べる野菜や果物を買いに行き、帰りに一杯チャイを飲む。
顔見知りになったおじさんの、掘っ立て小屋の小さな店で。
人生には、叶わない夢などないのだ。
途中であきらめるから、叶わないのだ。
昔からあきらめが悪いのは、わたしの性分。
来年、再来年、いや、もっと先かもしれないけれど、いつかインドのログハウスで暮らしたい。
ゼルコバ by Polaroid 690