昨日、食堂の前に寄り道した
ニコラのパン。
「マガジーヌ」という名前は、雑誌を丸めた形から来ているという。
食堂から自宅へ持ち帰るまでも、大丈夫かな、壊れてないかな、って時々袋の中を覗いてしまうくらい繊細な外見で、ガブッと齧ることさえためらわれるのに、実際は小さいながらもボリュームがあって、食べる前の期待をいい意味で裏切ってくれる。
これを食べると「職人の心意気」とか「侍魂」とか(なんでだ?)を感じるのは、ピシッと一本の芯が通っている潔さをこの小さなパンに感じるからだろうか。
冬の朝のぴんと張った空気のような、このパンが大好きだ。