2003年7月に日本を出て、旅を終えたのが2004年の11月。
そういえば去年の今頃はどこにいたんだっけ、と久しぶりに日記帳を開いてみると、ちょうどタイのチェンマイだった。
9時過ぎに寝て6時に起き、7時にはいつもの屋台で朝食をとっていたらしい。
寝る時間は違うけれど、日本にいる今とほとんど変わらない生活だな。
ちょうど1年前の朝ごはん。
「ガピ(小エビの発酵ペースト)」で炒めたライスは茶碗1杯分くらいで6バーツ(約15円)。
ちょっとクセのあるガピの塩加減と揚げた唐辛子の刺激が、いい具合に寝起きの頭をすっきりさせる。
そして、偶然にも今朝の私のご飯は「おにぎり」。
昨日の夜、とりつかれたようにチョコレートが欲しくなって、気がついたら恐ろしい量を一気に食べていたのだ。
当然、今朝は胃もたれのなかで目を覚まし、いつもなら起きて30秒後には頭がパンモードになっているのに、今日は珍しく「米」の気分。
家族分の炊きたてのご飯から少し横取りして、甘じょっぱいこんぶを入れたおにぎりを作った。
去年のチェンマイと今年の日本。
気温も町も状況もなにもかも違うけれど、偶然にも朝の米を通して少しだけリンクしたのがちょっとうれしい今朝のできごとだった。
…でも夜中のチョコレートはもうやめよう。