こう見えても小心者で引っ込み思案、人見知りで出不精の私。
ネットの世界に浸って何年にもなるけれど、いわゆる「オフ会」というものに参加したことは1、2度しかない。
でも今日はインドにいたときからずっと楽しみにしていた集まりがあった。
「南インド料理を食べる会」。
そのお知らせを見た瞬間、迷わずに参加を決めた。
↑白飯の上にかかっているのは「ダル」「ラッサム」「サンバル」。おかずは左上から時計回りに「ドラムスティックの葉のカレー」「チャトネ2種」「ワダ」「苦瓜のフライ」「マンゴのアチャール」「なすのアチャール」「カードチリ」「オクラとジャガイモの炒め物」。これに「ライタ(ヨーグルトにきゅうりと玉ねぎのみじん切りを加えたもの)」とスイーツの「パヤッサム」、そしてシメの「チャイ」が付いた。
北インドと南インド料理の違いは明らかだ。
一般に日本で食べられる「インド料理」と呼ばれるものは大抵が北の料理。
ナン(現地ではかなり高級品なので私は一度も食べたことがない)にとろみのあるカレーをつけて食べるスタイルで、タンドール窯で焼いた肉や魚介が付く場合もある。
しかし、南インドスタイルは写真のようにバナナの葉の上に白飯をよそってさらりとしたカレーをかけ、その周りにいくつかの野菜料理が付いてくる。
油を多く使うため、回転の悪い店に当たってしまうと胃にもたれることの多い北インド料理に比べて、南はあっさりと身体にやさしいのが特徴だ。
↑「ワダ」を作っているところ。(南インドの「ワダ」は
コチラにも載せています)
今回の会の料理を作ってくださるのは人呼んで南インド料理の巨匠。
私は会の始まる前に一番乗りして作る手順を見学させていただいた。
早くから会場にいたわりには「おいしそう」「うーん、いい匂い」と口にするくらいで、ほとんどお役に立てなかったのが残念だが、いい勉強になったと思う。
南インド料理をもっとたくさんの人に知って欲しい。
そのために、アメ横まで買い物へ出かけ、数日前から準備して、重い荷物を会場へ運び、プロも驚く手際のよさで次々と料理を作り出す技術には脱帽だ。
会場であまったバナナの葉を山盛りもらってきた私。
インドで買い込んだスパイスを使って、明日から早速南インド料理に挑戦だ!