そして、最後に残るもの。
取材時間より、だいぶ早めにその駅に着き、
スタバに入って、原稿を校正。
あっという間だったのか、長かったのか、
とにかく、わたしの秋はこの1冊とともに終わった。
文章を書く仕事のうち、
この、校正という作業がいちばん好きだ。
自分の書いた一文字一文字、時間をかけて読み直す。
余分なものを削り、置き換え、簡潔にして、
本当に言いたいことだけを浮かび上がらせる作業が
きっと、わたしの性格に合っているのだと思う。
スタバでは珍しく、ラテのトールサイズをオーダーした。
そして今は、部屋で生姜とレモンと蜂蜜のお湯割りを飲みつつ、
これから1本、原稿を書く。