アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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夕暮れ
未来へ向かって、大きく転ぶ。
夕暮れ_c0001023_20431970.jpg

連休は、屋上にいる時間が長かった。
原稿3本書く時間だけ、マクドナルドにこもったほか、
屋上でヨガをしたり、寝そべったり、
いい天気だなあってぼんやりしたり、再びヨガをしたり、
そんな時間を過ごしていた。
ケータイも、本も、日記も、
みんな部屋のなかに置き去りにして、
ただ、ヨガマットを敷いて横になった。
夕方になると、大きな声で歌をうたった。

この間のインドで、数年ぶりに会ったヨガ仲間が
本拠地であるタイに帰り、クラスでの指導を再開したと聞いた。
彼と一緒にヨガを練習するときは、たいてい、
わたしが彼にどうやったら体が柔らかくなるかを教え、
彼がわたしに
どうやったら腕の筋肉を鍛えることができるか教えてくれた。
そういえば、最近、
彼からもらった宿題をすっかり忘れていたなと思い、
久しぶりにやってみたら、
みごと、前まわりでごろりと転がってしまった。
「『前』は未来をさすのです。
人間は転ぶとき、たいてい前に転ぶけれど
それは、未来に向かってチャレンジしているのと同じこと。
堂々と転んでいいのです」
以前、あるヨガの先生はそう言った。
その言葉を思い出しながら、
何度も何度も前まわりで転がり、
わたしは、彼からもらった宿題を練習した。
毎日、自分が無意識に繰り返していることは
自分の得意なことや、好きなことでしかない。
だから、転がりながらでも練習できるなにかがあるということは
とてもしあわせなことなのだと思う。

温度も、においも、肌触りも、
どこかなつかしい風が吹く、秋の夕暮れ。
しばらく、街並を眺めてから、
今年、何度目かになる栗の渋皮煮を作るために、部屋へ帰った。
by asian_hiro | 2013-10-14 21:30 | 日々のこと
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