アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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ミルクティー
日曜、夕暮れ、ミルクティー。それから、アフリカの音楽。
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あったかくて、甘くて、やさしいものが食べたかったので、
朝から、かぶのスープを作った。
かぶを男らしくぶつ切にし、だしで柔らかく煮てから、
味噌と牛乳を加える。
食べながらそとを見ると、今日も空は高かった。

昨晩、友だちからもらったアフリカの音楽を聴いた。
コラの音が、きらきら弾けながら流れていく。
その合間に、ドラム、サックス、ベースなどが加わって、
それを聴きながら、雲の流れを見ていると、
時間が前へ進まずに、後ろへ逆回転していくような気がした。

夕方、またあったかくて、甘くて、やさしいものが飲みたくなり、
香港で買ってきたミルクティーを飲んだ。
紅茶、ミルク、砂糖がすべてひとつになった 3in1 は
インスタントなのに、結構、茶葉が濃くておいしい。
同じく、香港で買ってきた手のひらサイズのクッキーを食べながら
薄い、鈍色の空を見て、
それから少しだけ、次の仕事のために本を読んだ。

先日、遠来の友だちと久しぶりに会ったとき、
「最近どう?」という挨拶のあと、彼女はわたしにこう言った。
「先生から痛いところを指摘されちゃった」
「なに?」
「あなたの誤りは『飛ぼう』と決めたとき、
自分ひとりで飛ぼうとすることだって。
まわりには支えてくれる人や見守ってくれる人もたくさんいるのに
そういう人との関係を一切、振り切ってしまうように、
自分ひとりで飛ぼうとするのは間違っているって」
その言葉を、最近、よく思い出す。

1週間ほど前、
ドライアイがひどかったので、超強力な目薬を買った。
インドでよく使っていた、グリセリンの大量に入った目薬は
さした瞬間、目がつぶれたのではないかと思うほど猛烈に痛み、
もう二度と、目を開けられないのではと思うくらいだった。
だけど、その後はすーっと痛みがひき、
目を付け替えたように、すっきり視界がクリアになった。
あの暴力的な痛みに怯え、最初は恐る恐る使っていたのだけど、
それも、5分程度で引くとわかってからは
度胸もついて、恐れることなく目にさした。
いつ、それが終わるとも知れない痛みはなによりも恐ろしく、
おしまいの壁が見えれば途端に恐怖が遠のいていく。
そんなもんだ、人間って。

「孤独をいやすことができるのはたぶん、自分自身です。
でも、さみしさをいやすには、
なにか、あたたかいものが必要だと思うんです」
以前、ブログにコメントをくださった方に書いたわたしの返答。
そんなことを書いたなって、ふと思い出しながら日曜の夕暮れ、
あったかくて、甘くて、やさしい味のミルクティーを
もう1杯、飲んだ。
by asian_hiro | 2013-04-14 19:42 | 日々のこと | Comments(4)
Commented at 2013-04-15 12:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by asian_hiro at 2013-04-15 21:04
>鍵コメントさん
このブログ、自分で書いておきながら
何度も消そうとしたのです。
でも、やっぱり消さなくてよかったなってこころから思います。
こちらこそ、本当にどうもありがとう。
Commented by はるる at 2013-04-16 21:20 x
自分がかって味わった悲しみや苦しみは
次もまた辛いのは変わらないのだけど
「あのときだってちゃんと立ち直ったんだから今度も大丈夫」
と言い聞かせています。
麻痺なんてしないのですが、朝起きたらいい気持ちになったり美味しいコーヒーや焼き立てのパンの香にほっとしたり、
こういうささやかなことでちゃんと幸せを感じられるのって嬉しいですよね
Commented by asian_hiro at 2013-04-16 22:41
>はるるさん
今日、取材した先の方が
「ただのツールであっても、強く、美しくありたい」と
おっしゃっていて、
それはまったくこのブログの記事と
関係ないテーマだったのですが
なんだかこの言葉がすごくいいなと思いました。
ささやかなもの、小さいもの、
わずかな時間しか占めないものだとしても、
そういうものだからこそ、
強く、美しくありたいと思うんでしょうね。
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