言葉は、うそをつかない。
もとより、言葉は伝わらないと思っているから、
伝えたい、伝わって欲しいと、一生懸命になる。
100%伝わるとは思わないから、
たとえ10%だとしても、通じたらとてもうれしい。
だけどその一方で、
ひとのこころをかたちにしたものが言葉なのだとしたら、
伝わらない言葉なんて、どこにもないと信じている。
それが、こころのなかで紡がれる言葉だとしても、
相手の目を見ながら伝える言葉だとしても、
伝わらない言葉なんて、どこにもないと思っている。
「文章を書くとき、あなたが考えていることは」と
以前、質問されたことを思い出した。
たぶん、わたしが考えているのはこれだけです。