差し出された手を握り返すということ。
インドから先生をお招きした
ヨガのイベントが終わった。
先生のことばに勇気と自信をもらった数日間だった。
ことばって、力強い。
ものを書く仕事をしていて、ことばの力については
そこそこ自覚しているつもりだったけれど、
直接、面と向かって、目を見ながら伝えることばの前では
文字は、遠く及ばない。
先生をお見送りしたその当日、
いつもお世話になっている方々と渋谷のリベルタンで食事した。
普段はあまり肉類を食べないけれど、
みんなで食べる肉料理は、また格別。
一夜明けて、まだ胃がもたれていても気にしない。
たのしい食事は、こころも満たす。
とにかく、わたしにとって大切なことは
いま、目の前に差し出された手を握り返すこと、
それがわたしのテーマなのだと
最近、つくづく思っている。
明日から、インドだ。
戻ってくる頃は、もっと秋が深まり、空が澄み、
そして、わたしはひとつ年齢を重ねている。
行ってきます。