アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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いなか
大好きな、うつくしまふくしまへ。
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わたしのいなかは、ふくしまのいわき市にあります。
海の近くなので、小さい頃は夏休みになると、
早くいなかへ行きたくてウズウズして、
「ねえ、いついなかへ行くのお、早く行こうよお」と、
母にねだっていたものです。
いなかでは、いとこたちとプールへ行ったり、
花火をしたり、縁側ですいかを食べたり、
大きいおじいちゃんのお墓参りに行ったり、
誰もいない小学校の校庭で遊んだり、
小川に入ってざりがにをとったり、
それから、海にうきわを浮かべてプカプカ浮いたりしていました。

東京からいなかへ行くと、
おじいちゃんやおばあちゃんの言葉がよく聴き取れないこととか、
テレビのチャンネルが違って、勝手がわからないこととか、
大勢でひとつのお風呂を使うから、
サッとあがらなければいけないこととか、
普段の生活と違う部分がたくさんありました。
だけど、いつもいなかから帰るときはさみしくて仕方なく、
結構、大きくなるまで
「帰りたくない」と泣いて、母を困らせていたような気がします。
「またおいでね、今度、東京にも遊びに行くからね」って
おばあちゃんや、親戚のおじさんおばさんが
最後まで手を振っていてくれたこと、いまでもよく覚えています。

中学生になって部活が忙しくなると、
あまり、いなかへ行くことはなくなってしまったけれど、
わたしにとってふくしまは、青い海、青い空、白い雲。
ありきたりの光景だけど、わたしにとってはそんな印象がとても強い。
だって、夏休みの宿題の絵日記に
そういう光景を、何度描いたかわからないのですから。
そんな色が、記憶にしっかり刻まれているのです。

久しく、いなかを訪ねていないけれど、
わたしは「うつくしまふくしま」というキャッチフレーズが
とても好きです。
ふくしまは、自然が豊かでのどかなところ。
そして、空が広くて、海がとても静かなところ。
いま、そのふくしまが大変なことになっています。
ただでさえ、地震や津波の被害で苦しんでいるというのに、
原発を抱えているため、目に見えないものにも脅かされています。
ニュースで、いわき市がゴーストタウンになっていると聞きました。
病院では薬も水も、なにもかも足りず、
ほかの町へ避難したくても、ガソリンがないのだと聞きました。
たとえ、いま、起こっている問題がなんとか解決されたとしても、
これから、どんなふうにふくしまに住むひとたちが
元通りの生活へ戻っていくのか、その道筋が見えません。
だけど、遠く離れた東京にいるわたしにとって
大切なことは、わすれないこと。覚えていること。
海が、空が、自然が、町が、たくさんのひとが、
かけがえのない生活を、
たちまちのうちに奪われてしまったのだということを、
そして、そのかげでは安全なくらしを取り戻すために、
いのちを顧みず、がんばってくれたひともいたのだということを。

わたしは、ふくしまが大好きです。
ふくしまにいなかがあって、良かったと思っています。
わたしが小さいころ、たくさんの思い出をくれたふくしまに、
早く、おだやかな日々が戻りますように。
そして、そこで暮らすひとたちに
一日でも早く、安心して眠れる夜が来ますように。
こころから、願ってやみません。
by asian_hiro | 2011-03-19 02:32 | 日々のこと | Comments(10)
Commented by ぽっきー at 2011-03-19 23:03 x
私はふくしまへ行った事はないのですが、
ふくしま出身の東京のお友達と連絡が取れず、
ずっと気になっています。

地震のほとんどない四国と関東方面とでは、ずいぶん感じ方や温度差があるようで・・これもまた、仕方の無い事なのですが・・
全く普段と変わりない町の雰囲気になんとも言いようが無いやりきれない気持ちになっています。

阪神大震災で実家が半壊して親と連絡が取れず、不安な日々を過ごした日々の事が思い出され・・
そして、その前の年11月に祖母が亡くなったのに、亡くなった事を忘れて祖母に電話をしてしまったこととか・・
先日の義母の事も含め、今年はなんだかつらい年なのかなぁ、とか。
でもでも、やはり前向いて歩かないといけないのですね。
義母のかわりに、毎日祈るように広い倉庫を掃き清めています。

地震後、hiroさんが心配で携帯のほうにメールしましたが、混雑で届いてないかもしれませんね。
ブログみて安心してますが、またメールしてみますね。

hiroさんのふくしまに健やかで穏やかな日々が早く戻りますように・・私も心から祈っています。
Commented by AMY at 2011-03-22 21:39 x
ずっとずっと前にメールをさせていただいたAMYです。

私の田舎は東京です。両親も東京生まれ東京育ちなので田舎は都内でした。
そんな中、いわき近くの「じぎり」(字は忘れてしまったけれど)という場所に幼稚園時代に行ったことはとてもおぼろげながらも大切な記憶として残っています。私が初めてカメラをいじったのがその時でした。母を撮ったのですが、その時のファインダー越しの母の笑顔は今でも鮮やかに覚えています。
加えて、大学時代、父の仕事にくっついていって訪ねた郡山市とその周辺の景色…往復の車中での父との会話のあれこれ…
今は旅立ってしまった両親との記憶の中に、福島の土地があるのです。
だから、今、心から祈る日々です。
ふくしまが、そしてそこで生きる人々が健やかで穏やかな日々に早く戻れるように、と。その周辺の方々も。
Commented by asian_hiro at 2011-03-23 09:07
>ぽっきーさん
メールをありがとうございました。
こちらでは、昨日から余震が激しくなってきました。
「次は関東」といううわさが恐ろしく思えてきます。
福島だけでなく、同じ被災地なのに支援物資が届かない茨城とか、
あちこちで大変なことが起こっているみたいですね。
一日も早く、以前の日々が戻ってくるよう祈ります。
Commented by asian_hiro at 2011-03-23 09:10
>AMYさん
「じぎり」という場所は初めて聞きました。
小さい頃の思い出のある場所は、いくつになっても
自分にとって、特別な場所ですよね。
酪農家や農家の方のコメントをニュースで聞くたび
胸がつぶれそうな感じがします。
本当に、早く穏やかな生活を、と願わずにいられません。
Commented by hiyokomame-bread at 2011-03-24 16:55
はじめまして。
宮城県の仙台に住んでおります、「ひよこまめ」と申します。
私もアジアとパンが大好きで、以前から時々お邪魔しておりました。
実は私の実家はいわきの海岸沿いにあり、被害にあった両親が今私の自宅に避難しています。
でも、いわきに残らざるを得ない友人も沢山います(涙)。

「青い空 青い海 白い雲」
青空と青い海と、気持ちよく流れる海風が大好きです。
一日も早く、安心して暮らせるいわきに戻って欲しい。
願ってやみません。

リンクさせて頂いてもよろしいでしょうか?
よろしくお願い致します。
Commented by asian_hiro at 2011-03-25 02:02
>hiyokomame-breadさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
いわき市の海岸沿いだと、うちの田舎と近いかもしれませんね。
テレビを見るたびに切ない思いがこみあげてきて、
ほんとうに、一日も早くいつも通りの生活に戻れることを
祈らずにいられません。

リンク、ありがとうございます。
こちらからも張らせていただきますね。
Commented by lamusique at 2011-04-06 15:08
こんにちは。
福島のご出身だったんですね。
これまでに2度、三春の滝桜を愛でにふくしまを訪れたことがあります。きれいな青い空と穏やかな海、優しい色合いの花々が美しい本当に美しいところでした。

日々、福島の一日も早い復興と、大地からまた元気な息吹が芽生えるよう、心から願っています。インド、どうぞお気をつけて。
Commented by mamakarin at 2011-04-13 21:18
hiroさんお元気ですか。
いわき市の名前をニュースで見るとドキッとします。
そしてついこちらの文章を読み返したくておじゃましています。

うまく言葉に出来ないのですが
ふくしまについて語るhiroさんの文章が好きです。
何度も読むと見たことのない海の近くのふくしまが
目の前にありありと思い描けるのが不思議です。

一日も早く、人々が安心して暮らせるようになりますように。
Commented by asian_hiro at 2011-05-02 16:35
>lamusiqueさん
母が福島の出身で、小さいころにはよく遊びに行きました。
今回、インド人の子どもに「どこから来たの」と聞かれ、「ジャパン、知ってる?」と答えると、「ジャパン? 知ってるよ、ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ」と言われたことに、今回のニュースが、世界で大きく取り扱われていることを実感しました。
本当に、一日も早く安心して眠れる夜がすべてのひとに訪れることを願います。
Commented by asian_hiro at 2011-05-02 16:36
>mamakarinさん
このmamakarinさんのコメント、
実はインドにいたときに目にして
なんだかとてもうれしく、涙が出てしまいました。
本当に、いつも励まされます。
これから、まだまだわたしたちができることもありそうですね。
ひとつずつ、探していこうと思います。
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