アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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疾走
夜の旅人。
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昨晩、なんだか無性に落ち着かなくって、
だけど、イライラしているとかそわそわしているとか
そんなんでもなくて、
なんといって説明したらいいのかわからないのだけど、
たとえていうなら、
ことばが喉元まで出かかっているのにあと一押しが足りないとか、
隠れているものが見えそうなのにあと少しで見えないとか、
ニュアンス的にはそんな感じで、
ああ、こんなときに車と免許を持っていたら
どこか、遠くまでひとっ走りできるのにって
部屋で一人、悶々としていた。

身体の細胞がザワザワとうごめき始め、
一斉にわあっと走り出してしまいそうで
それを押さえつけたほうがいいのか、
あるいは、一緒に走り出していいものかわからずに、
ただ、この位置から離れることなくこの気持ちをなんとかするには
なにか、とてつもなくパワフルで速いパッセージのピアノ曲を聴いて
どこか、4次元の世界に向かって放電するしかないと思っていたところ
やっぱり、神様というのはいるものだね、
ありがたいことに、いくつか音楽を教えてくれた人がいた。

わたしの音楽の聴き方は
なんだか、とてもほかのひととは違っているみたいで、
好きな音楽は、何度でも何度でも何度でも、ほんとうに何度でも
繰り返し聴くんだ。
昨日も、すでにもう夜中遅い時間だったのだけど、
何度も何度も何度も、ほんとうに何度も
教えてもらった音楽を繰り返し聴いた。
たぶん、翌朝早く起きる用事がなかったら
日が昇るまででも聴き続けたかもしれない。

正体などどこにもなく、
影さえ残さずに一瞬一瞬消えていく音楽が夜の闇を覆い尽くすころ、
ようやくなにか、重くてしつこくて粘っていて絡みついて、
わたしの全身にべったりと取り憑いていたものが
ぽろぽろと、少しずつはがれはじめたような感じがした。
わたしはつねづね、音楽の美しさは音のなかにあるのではなく、
音から音へ移り変わる、その瞬間にあるのだと思っているのだけど、
昨夜、いくつかの音楽を聴くことで
わたしはなにか邪魔っけなものを手放すことができたのだとしたら
それらはきっと、和音の隙間にぽっとり落ちていったのだろう。

わたしは、解決に向かって階段を駆け上がっていった和音が
予期せず滑り降りて、再び不調和の波に溺れたり、
単純なリズムが延々と繰り返し、火を噴く勢いで加熱していったり、
そんなふうな音楽がとても好きで、
昨夜はたぶん、一つ一つの音符がわたしの身体の細胞の代わりに
夜の闇を、疾走してくれたのだと思っている。


写真は、上海の夜。
歩道橋の上に立ち、何枚も写真を撮ったうちの一枚。
by asian_hiro | 2010-10-23 21:00 | 日々のこと | Comments(4)
Commented by galwaygirl at 2010-10-26 22:04
音楽の美しさは音のなかにあるのではなく、
音から音へ移り変わる、その瞬間にあるのだと思っている> 本当に心からそうだと思います。それがつながってリズムになってゆくのですねー。。
今夜も世界中でいろんな想いをかかえながら、それぞれの音楽が流れていくんだなぁと思うと、なんだか眠れなそうです。
Commented by asian_hiro at 2010-10-29 22:15
>galwaygirlさん
世界には、まだまだ知らない音楽があるんだなあって
日々、実感します。
そういえば、galwaygirlのお名前は、
アイルランドのゴールウェイから来ているんですか?
Commented by galwaygirl at 2010-10-31 11:26
そうなんです。そこに10ヶ月ほどいたことがあって。。大好きな場所です。ちなみにGalwaygirlというアイリッシュフォークソングがあってそこからいただきましたー!
Commented by asian_hiro at 2010-10-31 20:00
>galwaygirlさん
ああ、そうだったのですね。
わたしもゴールウェイに行きました。
3日くらいしか滞在しませんでしたが、
有名なパブにも行きました。
そういえば、わたしのブログからリンクさせていただいている
teeny tiny Brownieのmamakarinさんも
アイルランドに長くいらっしゃったんですよ。
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