アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。
by asian_hiro
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ameen's ovenのイングリッシュマフィン
いつもの、という、しあわせ。

ざっくり割ったイングリッシュマフィンを
トーストすること、数分。
その上に、たっぷりのバターを落とし、
同時進行でコーヒーの豆を挽いて、ドリップする。
いつもの皿、いつものやかん、
このマグは、ニューデリーの大好きな雑貨屋で3年前に買ったもの、
今回、帰りに立ち寄ってもこのマグはまだ売っていた。
やっと、ああ、ほんとうに、やっとだ。
わたしの生活に帰って来た。

ameen's ovenのイングリッシュマフィン。
わたしは、このひとの焼くパンが
ほんとうに、ほんとうに、大好きだ。

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# by asian_hiro | 2012-02-03 16:52 | パンSPECIAL!! | Trackback | Comments(0)
浸食
やっぱり、同じことを考えている。

孤独とは、周りに誰もいないことをいうのではなく、
大勢のなかにたったひとりでいることを指すのだと思う。

わたしは何度、この言葉を繰り返すのかな。

でも、今、ほんとうに思うのだ。
自分の孤独は、まず自分自身で受け止めなければ
その孤独は、じわじわと周囲の人を浸食する。
本人が望むと望まないとに関わらず、
かなしいかな、本人も気づかないところで。

ふっと、寒さに目を覚まして
そんなことを思った木曜日の明け方。

# by asian_hiro | 2012-02-02 14:52 | 日々のこと | Trackback | Comments(0)
ひなた焼菓子店のスコーン
ふたたび、ここから。

インドから帰ってきて、すぐに実家へ行き、
1ヶ月半、そのままそこに泊まっていた。
実家を出てからというもの、立ち寄ることはあっても
そこで寝泊まりするということはなかったので
とても久しぶりに、自分の部屋のベッドで寝て、
窓の大きな部屋で、ごはんを食べた。
たしかに、そこで10年以上も暮らしていたから
久々とはいえ、一瞬でその場に馴染んでしまったのだけど、
今日、5ヶ月ぶりにいつもの家へ帰ってきたら
やっぱり、ここがわたしの居場所なのだと実感した。

窓から見える東京タワー、小さく見えるスカイツリー、
東京の青空、家並み、銭湯の煙突。
以前と、なにも変わらない。
8月の日付が書かれたレシートが部屋に落ちていたりすると
一瞬、いまが何月なのかわからなくなるけれど、
いつもの部屋、いつもの景色、いつものパソコン、いつものにおい。
すべてに「ただいま」と挨拶することが
どんなにたわいのないことだとしても、
今、ふっと笑顔になるほど、とても、たのしい。

先日、渋谷西武で買ったひなた焼菓子店のスコーン。
ざくざくとした食感が、いつまでも口に残った。

# by asian_hiro | 2012-02-01 20:12 | グルメ | Trackback | Comments(0)
成田ゆめ牧場のスコーン
いつでも、ヨガから始まる暮らし。

やさしいうたを聴きつつ眠り、
まだ、日が昇らないうちに目を覚ます。
空が少しずつ明るくなる様子を見ながら
深くて静かな呼吸とともに太陽礼拝を繰り返し、
それから、百花蜜をたっぷり入れた
ハニージンジャーレモンを飲む。
これが、最近の日課。
朝が気持ちよく、穏やかならば、その日まるごと良い一日になる。

初詣の帰りに買った、成田ゆめ牧場のメープルスコーン。
羽より軽い粉雪のように、ほろほろと静かに溶ける。

# by asian_hiro | 2012-01-10 13:27 | グルメ | Trackback | Comments(2)
初詣の帰り道
1年のはじまり、でも、いつもと一緒の生活。

いつの間にか新年になり、
ふつうの生活が始まっている。
帰国してからというもの、
コーヒーを飲みたいと思わなくなり、
白湯がおいしいと思えるようになり、
インドであけた鼻のピアスはそのままにしつつ、
向こうで知り合った友達と
ときどき、メールのやり取りを楽しんでいる。

2011年が2012年になり、
日付は一日の狂いもなくどんどん進んでいき、
朝の電車は、いつものように混雑している。
ほらね、やっぱり年が明けたくらいでは
世の中、なにも変わらないのよと思いながら、
年末年始、かなり怠惰な生活を送ったせいで
すっかり重くなってしまった体に焦り、
今日からヨガとジョギングを再開した。

数年ぶりに日本で過ごすお正月。
3日には、成田山へ初詣へ行った。
参道をぶらぶらと歩きながら食べた、焼き立てのおせんべいは
甘さとしょっぱさがいい具合に混ざり合い、
なんだか久しぶりに「日本」を感じた。

# by asian_hiro | 2012-01-05 11:09 | 日々のこと | Trackback | Comments(2)
ZOPFのランチと年末に寄せて
12月31日という、土曜日の昼間に。

2011年の半分は、インドで過ごした。
東京で過ごした残り半分のうち、
約1/10はマクドナルドで仕事をしたり、
日記を書いたり、ぼんやり国道を眺めたり、
お客さんの会話に耳を傾けたりして過ごした。
今日は、大晦日。明日は元旦。
それでも今日は単なる土曜日で、明日は単なる日曜日、
あさっての月曜日から、また新しい一週間が始まるのだと、
そんなことを淡々と感じている。
…と言いつつ、いまは今年最後のマクドナルド。
窓からは、葉の落ちた木と、すっきりした青空と、
平屋の駅舎がよく見える。

年明け、すぐに納品しなければならない原稿も終わっていない。
大掃除も終わっていないし、年賀状もまだ書いていない。
でも、今日は365日のうちの1日に過ぎず、
今日と明日のあいだには、
西暦と月と日付と曜日が変わるということを除いたら
なんの違いもないのだから、
取り立てて、
あれもこれも今日のうちに片付けなきゃいけないというわけでもなく、
いつも通り、いつもの一日が過ぎていく。

インドでの日々のこと、特に、パンチャカルマのことについては
まだ、わたし自身消化の途上で、うまく表現することができず、
振り返ってみれば、必ずしも快適で楽しくて
ハッピーな日々ではなかったのだけど、
「人生で起こることは、すべて良いことである」、
わたしは、いま、この言葉の意味をとても強く実感しているし、
今年最後の瞬間も、そして恐らく来年も、
この言葉とともに進むのだと思っている。

写真は、昨日出かけたZOPFのランチ。
この一皿は、今日も誰かのために提供され、
来年も、また誰かのために食卓へ並ぶのだ。
昨日、わたしはそのうちの一皿をいただいたに過ぎず、
料理も、皿も、テーブルも、
人から人へと、ただ淡々と受け継がれていく。
そこに、愛があり、想いがあり、
いとしさがあり、やさしさがあるかぎり、
人から人へ、こころからこころへ、
受け継がれるものは、途絶えることがないのだ。

「受け継ぐということ」、
あらゆる意味で、
来年、わたしのテーマだと思っている。


今年一年、とてもお世話になりました。
来たる年も、みなさまにとってよい一年になりますように。
May all beings be happy.

# by asian_hiro | 2011-12-31 12:05 | パンSPECIAL!! | Trackback | Comments(8)
ameen's ovenのはしばみとなつめの黒パン
いつものように、この時期に、
このパンと巡り会えるしあわせ。

「今年もようこそ」と言ってパンを出迎え、
「また、来年」と言って、食べ終える。
ameen's ovenのはしばみとなつめの黒パン。
やさしく、甘く、しなやかな力強さを秘めたパン。

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# by asian_hiro | 2011-12-27 12:33 | パンSPECIAL!! | Trackback | Comments(0)
旅を終えて
Go with the flow.

インドから送った荷物、15キロ。
日本へ持ち帰った荷物、30キロ。
いったい、なにをそんなに持ち帰ったのか、
荷物の重さは、インドへの執着心…と比例するのかわからないけれど、
わたしは今回、きちんと旅を終えることができなかった。

最後、デリーで体調を崩し、ひどい鼻づまりと喉の痛みに悩まされた。
なんとか重い荷物を背負って空港へ辿り着くと、
予定していたスリランカ航空がオーバーブッキングのため、
JALの成田直行便へ振替になった。
経由便が直行便になったのだから、本来なら喜ぶところ、
振替が確定したのが、離陸の直前だったため、
最後、ゆっくりすることができなかった。
あわただしく搭乗ゲートを抜け、急いで飛行機に乗り、
和食かインド料理か選べる機内食で、当然のようにインド料理を選び、
気付いたら、
「おかえりなさい」とボードが掲げられた成田空港にいた。

飛行機のなかで隣に座った日本人男性は、
とてもよく知っている人に似ていた。
声も、姿格好も、なにもかもそっくりで、
フライトアテンダントさんは、わたしと彼をカップルと思ったのか、
わたしたち二人へ笑顔で話しかけていたけれど、
ジャケットを羽織り、分厚いビジネス書を持ったその人と、
インドで買ったバッタもののNORTH FACEのジャンパーを着て
薄汚れたジーパンを履き、
鼻にピアスをさしたわたしでは、どう見ても釣り合わない。
飛行機が着くと、その人は動く歩道にも乗らず、颯爽と歩いていった。
そのまま会社へ出勤だったのだろうか。

30キロの荷物を背負って電車を乗り継ぎ、実家へ向かった。
途中、山手線の乗換駅で温かいホットココアを買い、
やっぱりインドのオーバルティンとは違うなと思いながら
ゆっくり飲んだ。
最寄駅を出ると、目の前には黄色い葉をつけた銀杏の木。
日本人になじみが深い、趣き深いその色を見ながら階段を登り、
ああ、インドは終わったのだな、と思った。

9月1日に出発して、111日。
帰りの航空券を持たない旅は、本当に久しぶりだった。
自分で旅の終わりを決めることができるのか、
出発前は不安だったけれど、
航空券を買うタイミングは意外にすんなりやって来て、
いったん「帰国の日」が決まると、
すべてがそこへ向かって流れて行った。
9月、毎日がハッピーとラッキーの連続だったダラムサラ。
10月、朝から晩までヨガ三昧の指導者資格コースに参加したリシケシ。
11月、山あり谷ありだったけれど、終わってみれば、
心身を根っこから掃除できた気がするパンチャカルマ。
そして12月。
パンチャカルマで生まれた心地いい空間をどう維持していくか、
ずっと考えていたのだけれど、
なにも維持する必要などないのだということに、
インドを出る直前、気がついた。
今日には、今日で消えるものがあり、
明日には、明日、生まれるものがある。
すべてのものを、追わない、求めない、固執しない、留めない。
水もよどめば濁るように、
あらゆる流れをストップしてはならないのだろう。
手の中へやって来るものは、良いも悪いも区別なく、
ただ、鷹揚に受け入れて、
失うものは、失うままに任せておく。
そういえば、パンチャカルマで学んだいちばんのことは、
胃や腸に物が入っていると「出し」にくいということだった。
だけど、そもそもそこがカラッポなら、
胃や腸へ入れた水は
あっけないほど、あっさりそこを素通りしていくのだ。

これからも、まるでわたし自身がチューブになったかのように
さまざまなものが、わたしを通過していくだろうが、
再びインドへ帰る日まで、流れとともに進むまで。
ひとまず、飛行機のなかで中途半端に書いたままになっている日記を
きちんと、書き終えるところから始めようと思う。

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インドより帰国しました。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

# by asian_hiro | 2011-12-21 13:55 | インド旅行記 | Trackback | Comments(14)
パンチャカルマ途中経過
あらゆる変化の過程を楽しむ。

3週間のパンチャカルマも、無事に2週間を終了。
残りはあと1週間。
この2週間で起こった変化といえば、
まず、気分が一気にダウンして体がダルくなり、
はじめの2、3日は10分歩くのもしんどいほどだった。
少しずつエネルギーが復活して、ヨガもできるようになってくると
みんなから「肌の色が明るくなった」と言われた。
その後、バスティ(早くいえば浣腸)の治療が始まると
消化力が一気に衰え、体重がちょっとだけ減り、
再び体力も急降下。
いま、気分的に「底」と思われるラインにいる。

アーユルヴェーダでは、人間には本来生まれ持った体質があり、
それが乱れると病気や不具合が起こると考えられている。
このパンチャカルマは、そうした乱れを整えるのが目的。
乱れには体の機能的なものだけではなく、
メンタルなものも含まれているため、
当然、パンチャカルマの過程ではネガティブな反応も湧き出て来るし、
気分的に躁鬱が激しくなったりすることもあるらしい。
わたしの場合は、「躁」はなくて「鬱」ばかり、という感じだけど。

でも、パンチャカルマの治療が上手く進み、乱れがなくなってくると、
自分の体質に望ましい食べものが食べたくなったり、
反対に、ふさわしくない食べものは欲しくなくなったりするらしい。
いま、それがわかり始めた。
消化力が弱く、水分・油分ともに不足気味で、乾燥が大敵のわたしは
あれだけ好きだったドライフルーツがまったく食べたくなくなり、
体を冷やすサラダも欲しくなくなった。
その代わり、消化の良いもの、胃にやさしいものを
自然と選んで食べるようになった。
いま、いちばん食べたいものは
できるだけ作り立てで温かく、滋養があるもの、
これこそ、アーユルヴェーダでいちばん大切にしている
「サトヴィック」な食べ物で、
いまのわたしには、それが必要だとよくわかる。

すべては、変化のプロセス。
いまは一日一日、良くも悪くも体と心が変わっていく様子を
ただ、観察するのがとても楽しい。

写真は、リシケシで最もおいしい(と思われる)ブラウンブレッド。
ずっしり1斤約80円。
ホントは、わたしにとってあまりパンはよくない食べ物で、
バターやギーを塗って食べれば、わたしみたいなタイプでもOKと聞き、
久しぶりに厚切り1枚食べてみたけれど、
やっぱり、食後はしばらく胃腸がずんと重かった。
当分、パンもおあずけかな。

# by asian_hiro | 2011-11-20 23:05 | インド・リアルタイム | Trackback | Comments(10)
gentle
現在、アーユルヴェーダのクリニックにて、
3週間に及ぶパンチャカルマを受けている。

「自分に対してforceするのではなく、
gentleに接することを覚えたほうがいい」
たっぷり時間をかけてわたしの体質をチェックした後、
ドクターはこう言った。
あまりにストレートで、心の奥がズキッとした。
自分に対してgentleになれない人間が、
他人に対してgentleになれるわけがない。
「他人をappreciateするには、
まず、自分をappreciateすることから」、
これは、ヨガの先生が何度も口にした言葉、
きっと、これと同じなのだ。

忘れないように、自分のための備忘録として。

# by asian_hiro | 2011-11-08 01:25 | インド・リアルタイム | Trackback | Comments(6)
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